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12月15日-04号

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  1. 糸満市議会 2004-12-15
    12月15日-04号


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    最終取得日: 2023-04-04
    平成16年第7回糸満市議会定例会会議録平成16年12月15日出席議員 27人1番 新 垣   新 君   2番 照 屋 正 清 君3番 奥 田 末 吉 君   4番 上 原   勲 君5番 賀 数 武 治 君   6番 徳 元 敏 之 君7番 前 原   晃 君   8番 奥 村 幸 巳 君9番 長 嶺 一 男 君   10番 長 嶺   實 君11番 金 城 伸 次 君   12番 金 城   勉 君13番 玉 城 朗 永 君   14番 玉 城 隆 一 君15番 東 江 光 野 君   16番 照 屋 仁 裕 君17番 大 城 健 福 君   18番 玉 城 和 信 君19番 大 城 美智子 君   20番 新 垣 安 彦 君21番 砂 川 金次郎 君   22番 菊 地 君 子 君23番 浦 崎   暁 君   24番 喜 納 正 治 君25番 當 銘 孝 男 君   26番 伊 礼 哲 雄 君27番 大 城 正 行 君欠席議員  なし 地方自治法第121条の規定により説明のため会議に出席したものは次のとおりである。市   長 西 平 賀 雄 君   政策調整監 大 城 弘 明 君出納室               水道局参事監   山 城   勉 君   参事監   大 野 正 廣 君総務企画部  長  金 城 義 朗 君   市民部長  金 城 誠 栄 君                  農水産福祉部長  上 原 善 治 君   商工部長  山 城 茂 範 君建設部長  上 原 利 夫 君   消防長   金 城 安 秀 君教育委員会             教育委員会総務部長  大 城   勇 君   指導部長  上 原   武 君総務企画部             総務企画部参事監   金 城 秀 佳 君   参事監   嶺 井 安 生 君本日の議事日程日程第1 一 般 質 問――――――――――――――――――――――――――――――(開議宣告午前10時03分) ○議長(大城正行君) これより本日の会議を開きます。―――――――――――――――――――――――――――――― ○議長(大城正行君) △一般質問を行います。質問通告表により、順次質問を許します。 ◆21番(砂川金次郎君) おはようございます。一般質問通告表に基づいて、順次質問を行います。市長を始め、関係部長の誠意ある御答弁を求めます。 件名1、教育行政について。小項目1、糸満市立視聴覚ライブラリーについて。 糸満市立視聴覚ライブラリー設置条例が制定されたのが昭和49年4月1日でございます。今年、条例制定30周年を迎えました。視聴覚ライブラリー学校教育現場や生涯学習活動に果たす役割は大変大きく、また重要であります。このような観点から、一般質問において何度も視聴覚機材・教材の充実を強く訴えてまいりました。平成11年度と平成12年度に、国の少子化対策特例交付金視聴覚ライブラリー機材購入に充てた以外は、ほとんどゼロの状態でした。平成14年9月定例会におきまして、これでは条例はなきに等しいし、条例違反であると強く指摘をしておきました。というのも、そもそもこの糸満市立視聴覚ライブラリー設置条例には、学校、社会教育施設等に対し視聴覚機材、教材を供給する。視聴覚機材、教材の利用に関する解説資料の作成及び配布をすること等が定められているからであります。引き続き、粘り強い予算要求を平成15年度も行いました。視聴覚ライブラリー設置条例30周年というまたとないこの機会を逸することのないよう、教育委員会が一丸となって予算獲得に取り組んで欲しい。視聴覚ライブラリーが充実しますと、糸満市の児童生徒の学力向上につながるし、視聴覚でもって訴える学習効果は大変大きい。本当に21世紀の糸満市のためにという位置づけで、視聴覚ライブラリーを活用することが大事であると訴えてまいりました。ついた予算は100万円であります。視聴覚ライブラリー設置条例記念事業で100万円しかつかないわけですから、平成17年度以降はどうなるのか大変気になります。今後、糸満市立視聴覚ライブラリー設置条例の目的に沿った事業運営は可能か、御答弁を求めます。 小項目2、南部広域行政組合視聴覚ライブラリーへの加盟について。 糸満市立視聴覚ライブラリーとは比較にならないほど、視聴覚の機材、教材が豊富なのが南部広域行政組合視聴覚ライブラリーであります。当然のように糸満市の各小中学校の利用状況も活発になってまいります。ちなみに、平成15年度における利用状況では、高嶺小学校で148回、5,025名。潮平小学校で75回、2,466名という利用状況であります。大いに利用することは大変結構なことですが、ただ教育現場で、例えは適当ではないかもしれませんが、他人のふんどしで相撲をとるようなことは好ましくありません。南部広域行政組合視聴覚ライブラリーに加盟をし、糸満市の学校教育社会教育に大いに活用することが大変重要だと思いますが、いかがでしょうか。御答弁を求めます。 小項目3、2学期制の導入について。 最近、ゆとりある教育を目指して2学期制を取り入れている自治体が大変ふえています。身近なところでは東風平中学校金城佳隆校長で、2003年度から2学期制を導入しております。これは全国的な傾向であり、沖縄県においても先行導入に踏み切っている多くの自治体があります。「東風平中学校においても2学期制を導入して本当によかった、多くの学校が2学期制導入を検討している」と話しておりました。糸満市においても2学期制を導入する考えはないか、御答弁を求めます。 件名2、財政改革について。小項目1、退職時の特別昇給制度について。 退職時の特別昇給制度とは、退職日に基本給を引き上げて、退職金を増額する仕組みであります。退職時の特別昇給制度には、定年退職時と勧奨退職時の2種類があり、琉球新報社の県内52市町村を対象にした同制度実施調査によると、定年退職時で49自治体、勧奨退職時で35自治体が実施しているとのことであります。このうち勧奨退職時では、年齢や勤務年数の条件つきで3段階昇給。定年退職時は、石垣市と本部町、東風平町で実施していないものの、残りの多くは1号級ないし、2号級昇給であります。勧奨退職は、雇用者の自治体が定年前の職員に退職を奨励し、組織の活性化と人件費を抑制するのが本来の目的であると思いますが、いかがでしょうか。また、退職時に基本給が加算される特別昇給制度は、本来勤務成績が特に良好な職員が対象のはずであります。しかし、長期休暇や懲戒処分にでもならない限り、ほとんどの職員に適用されているのが実態であります。このようなお手盛り慣行は即時中止すべきだと、これまでも主張してまいりました。超緊縮型の平成16年度予算編成を余儀なくされただけではなく、ただでさえ少ない基金のほとんどを取り崩して、歳入歳出のバランスをとらざるを得ないというまさにがけっ縁に立たされた糸満市の財政状況を考えたとき、退職時の特別昇給制度は当然のこととして早急に見直すべきだと思いますが、いかがでしょうか。市長の御答弁を求めます。 件名3、福祉行政について。小項目1、介護予防事業の導入・拡充について。 神奈川県川崎市では、要介護状態などのお年寄りを対象に、筋肉トレーニングなどを行う高齢者パワーリハビリテーション事業を行っているようです。これまで、トレーニングに参加した約80名のうち、8割の人の要介護度に改善が見られ、参加者1人当たり、年間110万円もの介護費用削減の効果が生まれていることが、去る6月11日の同市議会定例本会議で公明党議員の質問に対し、同市健康福祉局長が答えたものです。川崎市のこの事業は、高齢者が住みなれた地域でより活動的な生活を送ることができるよう専門家の指導を受けながら、90分間のトレーニングを週2回、約2カ月半にわたって行うもので、2001年度の試行を経て、現在、川崎区と宮前区の2カ所で実施しているとのことであります。要介護認定で要介護2以下の高齢者が対象で、利用料は1コースにつき5,250円。両施設とも、今年度3コース用意しているとのことであります。川崎市によると調査の対象者は、試行時から昨年までに参加した78人の要介護認定者で、トレーニングの結果、63人、80.8パーセントに要介護度の改善が見られ、うち37人は非該当、つまり自立になったという驚くべき結果が出ています。糸満市もぜひ事業導入に向けて取り組む必要があると思いますが、市長の誠意ある御答弁を求めまして、本席からの質問を終わります。 ◎市長(西平賀雄君) おはようございます。砂川金次郎議員の御質問にお答えいたします。 件名2、財政改革について。小項目1、退職時の特別昇給制度についてお答えいたします。 定年退職時の特別昇給についてでありますが、これまで勤続年数が20年以上の職員が定年退職をするときに、1号級の退職時特別昇給を行ってきました。しかし、三位一体改革等で財政状況が厳しい中、平成16年5月に国が退職時特別昇給制度を全廃いたしました。それに伴い、当市においても規則の見直しを行い、平成16年12月1日付で定年時特別昇給制度を廃止いたしております。また、勧奨退職時の特別昇給についても、平成17年4月1日付で特別昇給を廃止するための要綱の改正を行っております。以上でございます。 残りは、担当部長の方から答弁させていただきます。 ◎教育委員会指導部長(上原武君) 砂川金次郎議員の御質問、件名1、教育行政について。小項目1、糸満市立視聴覚ライブラリーについて。小項目2、南部広域行政組合視聴覚ライブラリーへの加盟について、順次お答えいたします。 糸満市立視聴覚ライブラリーは、議員の御指摘のとおり学校教育及び社会教育における視聴覚教育の振興を図るため、昭和49年4月1日に設置されたものであります。本年度は開設30周年を迎え、老朽化し、使用に耐えられなくなった機材・教材を廃棄し、記念事業費として100万円を予算化して、新たにプロジェクターやビデオ等を購入し、機材・教材の補充を行いました。しかしながら、機材・教材が絶対的に不足していることは否めません。同条例の目的に沿った事業運営としては、とても厳しい状況にあります。 小項目2、南部広域行政組合視聴覚ライブラリーへの加盟については、学校教育社会教育においてさらなる視聴覚教育の振興を図るには、南部広域行政組合視聴覚ライブラリーへ加盟し、その豊富な機材・教材を本市の学校教育及び社会教育に活用することは大変有効だと考えます。 次に、砂川議員の件名1、教育行政について。小項目3、2学期制の導入についてお答えします。2学期制のメリット・デメリットについては、県外や県内の先進校から情報を収集し、検討をしているところであります。教育委員会では、平成17年度に検討委員会を立ち上げ、メリット・デメリットについて十分に審議し、平成18年度以降の実施に向けて検討を重ねていきたいと考えております。 ◎福祉部長(上原善治君) 砂川議員の件名3、福祉行政について。小項目1、介護予防事業の導入・拡充についてお答えします。 砂川議員御指摘のように、筋力トレーニングは筋力や柔軟性の向上を図り、転倒、骨折予防や要介護度の改善に大変効果があると言われています。事業導入につきましては、事業実施場所トレーニング機器等を必要とすることから、今後、財政状況等を勘案した上で、導入に向けて検討してまいります。 ◆21番(砂川金次郎君) それでは、自席より再質問をさせていただきます。 教育行政について。糸満市立視聴覚ライブラリーについてでありますが、壇上でも申し上げましたように、この視聴覚ライブラリーの充実については何度も取り上げて、やっとの思いで30周年記念というふうな位置づけをして事業をやってほしいと。それでなければ、なかなかライブラリーの充実は芽出しができないと。そのまま機材は老朽化していくばかりで、視聴覚ライブラリーの活用も全くできない状態になりますので、もう少し、300万円、400万円という予算がつくのかと期待をしておりましたが、100万円しかつかなかったということで、いよいよこれはこのままではいかないということからこの質問をさせていただいたわけであります。 それでは、この設置条例の目的に沿った事業運営は厳しいというけれども、厳しいからといって予算をつけないわけはないだろうと思いますが、平成17年度糸満市立視聴覚ライブラリー予算要求は幾らですか。糸満市予算規則第3条には、市長は、翌年度の予算編成をしようとするときは、毎年11月10日までに予算編成方針を定める。総務部長、これ現在、総務企画部長ですよね。は、前項の予算編成方針に基づき予算編成要領を作成し、予算編成方針を添えて、各部長に通知する。各部長は、予算編成方針及び予算編成要領に基づき、必要な書類を作成し、指定する日までに総務部長に提出しなければならないと規則に定められているからであります。平成17年度のライブラリー予算要求はどうなっているか、お聞きします。 ○議長(大城正行君) 休憩いたします。(休憩宣告午前10時21分)(再開宣告午前10時22分) ○議長(大城正行君) 再開いたします。 ◎教育委員会指導部長(上原武君) 再質問にお答えします。 259万円です。 ◆21番(砂川金次郎君) ライブラリー予算要求、平成17年度の予算要求が259万円とのことであります。259万円の内訳をお願いします。内訳というよりも、ライブラリーの機材・教材だけでよろしいです。賃金職員のも130万円ぐらいは入っているはずですから、機材・教材だけの分でお願いします。 ○議長(大城正行君) 休憩いたします。(休憩宣告午前10時23分)(再開宣告午前10時23分) ○議長(大城正行君) 再開いたします。 ◎教育委員会指導部長(上原武君) 機材・教材で100万円となっております。 ◆21番(砂川金次郎君) 機材・教材で、30周年記念事業と同じ額を要求されているということで、教育委員会が必死にこのライブラリーの事業目的に沿って頑張ろうとしている意気込みはよくわかります。ぜひともそのようにしてほしいんですが。市長、こういう状態にありますので、この機材・教材の予算要求は認めてもらえますか。 ◎市長(西平賀雄君) 砂川議員の御質問にお答えいたします。 ライブラリーにつきましては、私も今から25年ぐらい前に、新垣新議員が子供会に入っているときに、子供たちの育成のためにかなりこの機材を使用したことがございます。ただ、そのときでも糸満市のライブラリーの機材が非常に少なくて、また古くて余り使えないということで、南部広域に借りに行ったことがございます。そういう意味において、本市のライブラリーの機材等の充実が十分ではないと。これまでもそうなんですけれども、今後、じゃあこれをどうするかといった場合に、実は、せんだって南部市町村会の中で次年度の負担金のデータが出ておりましたけれども、その中に糸満市のものがございませんでした。これは、市は、ここの方に加盟することができないかということも確認しましたけれども、実際には豊見城市が入っております。ということで聞きましたら、「もし、糸満市がこれに入るのであれば、平成18年度検討しましょう。後で、話し合いを持ちましょう」ということもありました。ですから、このライブラリーについて今後どうするかも十分検討しないといけないと思いますけれども、平成17年度予算について、砂川議員はぜひつけてほしいということですけれども、中でもっと十分検討してみたいと思っております。 ◆21番(砂川金次郎君) 今の市長の御答弁、やはり糸満市立視聴覚ライブラリー設置条例の目的に沿った事業運営は困難であると。もうここで見切りをつけて、南部広域に加盟した方がいいという方向性ができたと思うんですね。そういうことで、せっかく30周年記念事業に匹敵する予算要求をしておりますが、なかなか厳しいなという…、この設置条例の目的に沿った事業運営は厳しいなというふうに受けとめました。 それでは、早速いきます。小項目2の南部広域行政組合視聴覚ライブラリー加盟についてでありますが、私はできるだけ、これまでも述べておりますとおり糸満市立視聴覚ライブラリー設置条例の目的に沿った事業展開を強力に求めてきましたが、児童生徒の教育環境の整備は「待った」なしでございます。そういったことを御理解いただいた上での、今回の南部広域行政組合ライブラリー加盟が望ましいとの答弁だと思います。それではいつから、この南部広域行政組合ライブラリーへ加盟するのか。はっきりした年度、方針があれば聞かせてください。先ほど平成18年度とありましたが、明確に答弁をお願いします。 ○議長(大城正行君) 休憩いたします。(休憩宣告午前10時28分)(再開宣告午前10時29分)
    ○議長(大城正行君) 再開いたします。 ◎教育委員会指導部長(上原武君) 再質問にお答えします。 先ほど、私の答弁の中で砂川議員もお聞きになったと思いますけれども、大変重要ではないかということに対しまして「有効だと考えます」ということでお答えしましたけれども、今後、糸満市を含めた形の南部市町村の合併問題が今取りざたされております。今後、もし糸満市がその中に加盟した場合に負担金がふえる可能性があると、そういう意味でもし今後負担金がふえるようなことになれば、なお検討を要するだろうと。そういう意味では、糸満市は独自に負担金がふえた分、毎年積み立てをしながらお互いの機材・教材をそろえながら、かえって推進した方が望ましいのではないかということで、今後の南部の動向を見ながら進めていく必要があるんじゃないかということが出されました。 それとあと1点は、那覇市の方から図書館の館長がいろいろお話を聞いたということでありましたけれども、那覇市も今回40パーセント、ライブラリーが予算をカットされたと。そういう意味では、かなり厳しい状況に置かれているということで、そういう関係者が集まった席で、今後、浦添市、那覇市も含めた形の南部広域でのそういうライブラリーを持っていくべきじゃないかという、そういう話もあったということで。こんな動向を見ながら、糸満市としましてもさらに検討を加えて、急ぎ足にしないで。財政の方もすばらしい返事をしていただきましたけれども、市長及び庁議での話し合いの中で、もっともっと動向を見きわめながらやっていく必要があるだろうということで検討をしたいということであります。 ◆21番(砂川金次郎君) この件は、私も大変危惧をしているところでありまして、これまで30周年記念事業でも年間100万円しかつかない予算を、これから負担金の積算基礎を出していくわけですが、そのことで取り上げようと思うんですけれども。そこは取っておきまして、南部広域行政組合視聴覚ライブラリーは町村だけなものですから、市になったときに糸満市は外れたわけですね。豊見城市も市になったときに外れるべきはずなんです。ところが、豊見城市が村から市に昇格しても、この南部広域行政組合視聴覚ライブラリーから脱会していません。そのまま加盟していることについて、どのように認識していますか。 ○議長(大城正行君) 休憩いたします。(休憩宣告午前10時32分)(再開宣告午前10時33分) ○議長(大城正行君) 再開いたします。 ◎教育委員会指導部長(上原武君) 再質問にお答えします。 認識の問題だと思いますけれども、これまで集めた機材・教材をそのまま没にするのではなくて、それを継続していきたいという意向があったと思いますけれども、逆に糸満市の場合は、本当に立ち上げながらこれまでの歴代の教育長さんも頑張ってきましたけれども、なかなか財政上の都合でそれがつかなかったと。今後は、もし糸満市が平成17年度以降に予算をつけたときに、それが例えば試算をして見ると203万円あると。この203万円を5年で計算していくと1,000万円。1,000万円では、市内の子供たちにいろんなものが提供できるんじゃないかという、そういう考えを持っています。 ◆21番(砂川金次郎君) 私が想定問答でやった計算を、負担金で5年いくと2,000万円貯まるんですよ。そういうことの計算もしておきましたが、加盟の意欲が強いことを感じていたものですから質問の方向性を変えましたけれども、この南部広域行政組合ライブラリーに加盟すると、当然ながらこれまで出ている負担金が発生する。糸満市として現在加盟した場合、負担金は幾らになりますか。平成14年までは、人口1人当たり67.07円。均等割が17万6,000円だったのが、平成15年度から均等割が安くなりましたね。均等割も人口割も。平成15年度からは、48.79円、人口1人当たり。均等割が13万6,000円になります。私は計算をしておいてありますが、計算していますか。南部広域行政組合ライブラリーに加盟するとしたときの負担金の計算をしていますか。 ◎教育委員会指導部長(上原武君) 再質問にお答えします。 平成17年度に参入した場合、人口割が34.76円です。 ○議長(大城正行君) 休憩いたします。(休憩宣告午前10時36分)(再開宣告午前10時37分) ○議長(大城正行君) 再開いたします。 ◎教育委員会指導部長(上原武君) 失礼しました。負担金203万1,000円でございます。 ◆21番(砂川金次郎君) 実は、この203万1,000円の積算基礎を聞きたいわけですが、これまでは、先ほど申し上げましたように平成14年までは人口1人当たりの割合と均等割というのがあって、それが平成15年度はさらに人口割も67.07円から48.79円に下がり、均等割も17万6,000円から13万6,000円に下がったんですが、今の指導部長の答弁では、人口割も34.7円と申し上げましたか。そういう積算基礎でもって203万1,000円という数字が出たわけです。 ここからが問題ですよね。加盟すると203万1,000円の負担金が出るわけですから、最低限視聴覚機材・教材の購入に200万円組むと、5年では1,000万円、10年では2,000万円の機材が買えるわけですよ。最低限ここは当然やるべきですし、いや本当最低限ですよ。そういうことで、先ほどの100万円じゃなくて、予算も最低限この負担金に沿った要求もするべきだと思いますが、合併問題を絡めて子供たちの教育は「待った」なしなんですよ。合併がどうなるか、それを見てどうこうして。そんなことは許されないですよ。市長、南部広域行政組合視聴覚ライブラリーに加入することが、こういったことからまた財政面で難しいというなら、やはり独自の。私はこれまで別件でも、島尻教育研究所から抜けて糸満市独自の教育研究所の設立をこれまで何度も要請しましたが、それもできない。その島尻教育事務所の活用も一番糸満市が多いんですよ。そこに研修生を送っているのも。ライブラリーも糸満市が一番ではないですけれども、南部広域でこの利用状況を見ますと、豊見城市が101件、回数にして526回、人数にして1万3,389名。東風平町が105件、回数にして462回、人数にして7,747人。3番目にきているのは糸満市なんですね、加盟もしていないのに。64件で、回数で441回、人数で、何と1万3,068名。人数だと豊見城市と一緒ぐらい。こういう利用状況なんです。ですから、加盟しているところ以上に利用しているわけですから、その負担金額相当は絶対に独自の、独自が望ましいわけですからその額だけは確保をして、糸満市立視聴覚ライブラリーを充実させるべきだとこのように思いますが、いかがですか。 ◎市長(西平賀雄君) お答えいたします。 今、砂川議員から御指摘がありましたとおり加盟はしていないんだけれども、相当の人が南部広域行政組合視聴覚ライブラリーを使っております。このライブラリー資料につきましては、私も経験からして最新の資料をみんな好むわけですから、できるだけ広域でこれはやった方が私はいいんじゃないかなと思います。ですから、今、南部広域行政組合でやっておりますけれども、南部広域市町村圏事務組合そこでやれば、那覇市とか、浦添市等も入ってきますので、もっと機材等も充実していくんじゃないかなというふうに思いますので、この辺も当然南部市町村会で調整する必要があるだろうなというふうに考えております。したがいまして、先ほども申し上げましたように問題提起をしておりますので、平成18年度に向けてどちらが有利になるのか、今平成17年度についてはもう既に市長会の中では負担金の額が決定されておりまして、糸満市はそれに入らないわけなんですけれども、平成18年度については糸満市からそういうふうな持ちかけがあればテーブルにのせるということでありますので、その辺を調整しながら。今、南部では、何カ所かの町村が合併に向けて動いておりますので、その合併が成立した場合にそれぞれの負担金がまたどうなっていくのかが出てきますので、あと1年様子を見て平成18年度に向けてこの辺は調整して、必要であれば広域の方に加盟した方がいいんじゃないかなという気もいたしますので、あとしばらく検討していきたいというふうに思っております。 ◆21番(砂川金次郎君) 指導部長、広域に加盟した方が100万円予算要求するのに四苦八苦しないで、加盟すれば負担金がもう決められていますからね。負担金は払わなければいけませんから加盟をして、そして広域の豊富な機材・教材をしっかりと利用する。そういう方向で教育委員会としても取り組んでほしいと。そして、市長もぜひ加盟の方向で進めてほしい。合併云々ということを持ち出したらいけませんよ。時間がありませんので、次に移ります。 行政改革についてでありますが、今年の3月に特別昇給制度の見直しについて一般質問で取り上げました。なかなか、時の市長は「職労とも」とか、いろいろ歯切れの悪い答弁しかできませんでしたが、きのうの新聞にも出ていたとおり、またきょうの答弁にもありましたとおり規則の改正も済んでいると。そして定年退職時で、今年の12月1日付廃止、勧奨退職時で来年の4月1日廃止というふうな決定をされたことに大変喜んでおります。市長、そういう行政・財政改革についての決断、大変大きく評価をいたします。これはいいんですけれども、さきの8月5日付の人事とはまたちょっと…。人事異動による人件費の負担とは、このあたりちょっと整合性がどうなんだというふうに疑問点があります。取り上げた昇給制度の廃止については、もう大きく評価をいたします。すばらしいことだと思います。ですから、そういったのも先ほどの人事異動等も勘案をして、糸満市の行政改革大綱との整合性を持ちながら。人件費の抑制というのがうたわれているわけですから、そういった方向で取り組んでいきたいと思います。時間がありませんので、次に移ります。 ○議長(大城正行君) 休憩いたします。(休憩宣告午前10時46分)(再開宣告午前10時46分) ○議長(大城正行君) 再開いたします。 ◆21番(砂川金次郎君) 件名3、福祉行政についての介護予防事業の導入についてでありますが、導入に向けて取り組んでいくということで、このことは介護特会を見るともう即刻取り組まなければいけないなと思うんですね。先ほどは、川崎市の例を挙げましたが、もう全国でこの事業の成果はもう出ているんですよ。先進地に職員を派遣して、その実情の調査をすることは大事だと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(大城正行君) 休憩いたします。(休憩宣告午前10時47分)(再開宣告午前10時47分) ○議長(大城正行君) 再開いたします。 ◎市長(西平賀雄君) 砂川金次郎議員の御質問にお答えいたします。 他府県の例を挙げられましてこの問題を出しておられますけれども、非常に効果的な先進地の事例があるということで、私もこれを聞いて非常に感銘を受けております。今、糸満市の医療費の高騰をどう防ぐかというのが一番大きな課題でありますので、私もこれは積極的に進めていきたいと思っておりますので、議員御指摘のとおり、やはり先進地の事例につきましては十分勉強していきたいと思っております。 ◆21番(砂川金次郎君) この介護予防事業の導入に関連をしまして、私、願寿館を見に行きましたが、もう大盛況で。そこからすぐ要望があったのは、職員から要望があったのは、指導者をふやしてほしいということでありました。本当に、いろいろとそういった改善が見られるし、またみんなが非常に楽しくやっているということがありました。これについては、今の願寿館の形をまたちょっと地域バランスを持ってね。もう各中学校校区ごとに配置をするということと。現在ある願寿館に指導員を派遣すること。現場からの強力な要請でした。「間に合わない。もう大変だ」と言っていました。この件についていかがでしょうか。指導員の増員と、将来的には各中学校校区ごとにか、段階的にこれをつくってほしいと思いますが、いかがですか。 ○議長(大城正行君) 休憩いたします。(休憩宣告午前10時50分)(再開宣告午前10時50分) ○議長(大城正行君) 再開いたします。 ◎市民部長(金城誠栄君) お答えいたします。 これは、菊地議員にも前にお答えしましたけれども、今、確かに大変市民に支持されています。そのことについては、医療費抑制の観点からも検討してまいりたいというふうにお答えしてあります。今後も検討していきたいと思います。 ○議長(大城正行君) 休憩いたします。(休憩宣告午前10時51分)(再開宣告午前10時51分) ○議長(大城正行君) 再開いたします。 ◎市民部長(金城誠栄君) お答えいたします。 これは9月定例会で、私は赤字国保で指摘されたときに、この赤字克服をどうするかというふうなことも聞かれたときに、当然願寿館とかを、今砂川議員が御指摘のとおりやって、検討してまいりたいというふうなことでございます。今、砂川議員の言われましたことを今後検討してまいります。 ○議長(大城正行君) 休憩いたします。(休憩宣告午前10時52分)(再開宣告午前10時54分) ○議長(大城正行君) 再開いたします。 ◎市民部長(金城誠栄君) お答えいたします。 願寿館の現場と相談しながら、ふやすかについては検討してまいりたいと思います。そして、中学校単位につきましては、地域バランス、そして財政的な部分を勘案しながら考えていきたいと思います。 ◆21番(砂川金次郎君) 先ほどちょっと飛ばしてしまっていますので、教育行政の2学期制導入について。これはぜひともやっておかなければいけない部分を飛ばしておりますので。東風平中学校が導入した経過を、同校長がまとめたものがありますのでこれを紹介して、そういう意識の改革を訴えて質問を終わりたいと思います。 これまでの経過ということで、「前後期制の試行については、硬直化した学校の教育活動に何か新風を吹き込み揺り動かし、これまでの教育実践を見つめ直すことによって教師の前向きな意識改革につながればとの思いで手がけたものである。教育の内容は変わらない。学期の区切りを変えるだけで、これまでの学校評価から出てきた改善点が前進するのであればと考えた。今教師は、自分の担当教科を始め、総合・選択・道徳・学級運営・生徒指導・現職研修・PTA・部活動・対外行事への対応等、確かに多忙である。どのような状況であれば生徒や教師にゆとりがあるのか、人それぞれに思いは違う。年度を終わって、大方の人が前年度よりは前進したのではないかと実感できる取り組みにしたいと思う。よって、2学期制の導入は、自分の学校の教育実践の改善充実のために実施するのだという教師の主体的な意識が一番大切重要である」と、このようにあります。どうか、そういうことで導入に向けて頑張っていってもらいたいと思います。終わります。 ◆13番(玉城朗永君) おはようございます。一般質問に入る前に、一言ごあいさつ申し上げます。私たちも議員になりましてから最後の12月定例会であります。残された定例会も来年の3月、6月、9月までであります。市長の方も、市長に就任してからはや5カ月。本当に月日のたつのは早いもので、昔言葉にいいますと「月ヌ走イヤ、馬ヌ走イ」というふうなことを言われておりますけれども、本当だなとつくづくそう思っております。この4カ年間で、自分が公約したことをやはり一つでも、二つでも実現しなければ、議員としての役目も全うしていないんじゃないかなと自分なりに反省しております。そこで幸いにして、市長と公約が一致しているのがありますので、ぜひこの期間中に公約を実現していきたいと思っております。 それでは、一般質問通告書に従いまして、順次質問を行います。件名1、プロ野球とJリーグのキャンプ誘致について。小項目1、現在までの進捗状況は。小項目2、東北楽天ゴールデンイーグルスの久米島キャンプの市長の認識は。小項目3、Jリーグのキャンプ誘致の場所は。 件名2、市民会館について。小項目1、市民会館を凍結した理由は。小項目2、糸満市に市民会館は必要ないのか。市長の考えを。小項目3、沖縄県で市民会館のない市はどこか。 件名3、大型リゾートホテル誘致について。小項目1、市に大型リゾートホテル誘致の考えはあるのか。小項目2、オーストリア・インターナショナル沖縄型ゲーミング・エンターテイメント・リゾート(カジノ)とリンクしてホテル建設を進めてはどうか。 件名4、市の駐車場。小項目1、有料化について。 西崎一帯、特に6丁目の市の無料駐車場旧ダイエー前、そして約100メートル後ろの駐車場、パークサイドビル隣の駐車場が、その周辺一帯に住む住民や事業所(会社)等の駐車場として利用され、駐車場はいつも満車であります。そして、一般のお客さんが、買い物や用事で駐車場に車を駐車しようと思っても満車で車がとめられないと、多くの人たちから苦情が出ています。そこで、アパートに住んで、市の無料駐車場を利用している人たちや事業所(会社)等に駐車場の有料化をしてはどうか。また、糸満市シルバー人材センター向かいの国有地を糸満市が管理し、有料駐車場として利用してはどうか。その管理が市でできなければ、6丁目の三つの駐車場もあわせて糸満市観光協会や市商工会に委託してはどうか。当局の御答弁をお願いします。 以上で、本席からの一般質問を終わり、後は自席からの再質問といたします。 ◎市長(西平賀雄君) 玉城朗永議員の御質問にお答えいたします。 件名2、市民会館について。小項目1、市民会館を凍結した理由はについてお答えいたします。 市民会館の建設につきましては、三位一体改革による大幅な歳入削減が本市の厳しい財政状況をさらに圧迫しており、早急な建設は困難と考えております。ちなみに、基本設計書による総事業費は約26億7,500万円で、財源的には国庫補助事業に該当せず、75パーセントの起債のみであり、現在の逼迫した本市の財政力では凍結せざるを得ない状況でございました。 小項目2、糸満市に市民会館は必要ないのか。市長の考えについてお答えいたします。これまで糸満市は市民会館が整備されていないため、地域文化の創造や市民が文化に接する機会が少ない等、文化振興の観点から市民ニーズの高い施設であること。また、中央公民館が老朽化しており早急な改築が求められていることから、必要性につきましては十分認識をしております。 次に、小項目3、沖縄県で市民会館のない市はどこかについてお答えいたします。県内11市において、豊見城市の中央公民館は市民会館の機能を有しておりますので、豊見城市を含めて県内11市で市民会館が整備されていない市は糸満市のみでございます。以上でございます。 残りは担当部長の方から答弁させていただきます。 ◎政策調整監(大城弘明君) 御質問、件名3、大型リゾートホテル誘致について。その中の小項目1、市に大型リゾートホテル誘致の考えはあるのかについてお答えをいたします。 現在、マリノベーション拠点漁港漁村地区を整備しているところでございますが、本地域内にホテル用地を計画しておりまして、今後、進出を希望するホテルの状況を見ながら、積極的に誘致活動を展開してまいる所存でございます。 次に、小項目2、オーストリア・インターナショナル沖縄型ゲーミング・エンターテイメント・リゾート(カジノ)とリンクしてホテル建設を進めてはどうかについてお答えいたします。 大型ホテルを含む、エンターテイメント・リゾートの誘致につきましては、現在、市民の間に賛否両論の意見があると認識しております。したがいまして、当該事業に係る資料の収集及び情報の交換等に努めているところでございまして、今後慎重に検討してまいる考えでございます。 ◎農水産商工部長(山城茂範君) 玉城朗永議員の御質問、件名1、プロ野球とJリーグのキャンプ誘致について。小項目1、現在までの進捗状況はについてお答えいたします。 誘致活動につきましては、10月21日に沖縄観光コンベンションビューローの誘致支援部長に糸満市の意向を説明し、支援要請をしております。また、11月12日には、県リゾート局誘致監を訪問、11月17日には沖縄観光コンベンションビューローの部長を訪問し、糸満市の状況を説明して支援をお願いしております。 次に、小項目2、東北楽天ゴールデンイーグルスの久米島キャンプの市長の認識についてお答えいたします。 東北楽天ゴールデンイーグルスの要望である雨天練習場が整備されていることと、球場の新築・改修工事等や諸条件をクリアしたことがキャンプ誘致につながったと思っております。 次に、小項目3、Jリーグのキャンプ誘致の場所はについてお答えいたします。 Jリーグのキャンプ誘致の場所につきましては、西崎運動公園を予定しておりましたが、本年12月9日にJリーグ事務所の広報担当に電話で問い合わせたところ、プロ野球のキャンプ時期と重なることと、陸上競技場以外の専用の芝生の練習場が必要であることから、今後検討してまいる所存であります。 ◎総務企画部参事監(金城秀佳君) おはようございます。答弁いたします。 玉城朗永議員の御質問、件名4、市の駐車場。小項目1、有料化についてでございます。 小項目の中に、西崎周辺の駐車場の有料化について及び報得川周辺の国有地を、払い下げを受けた後有料駐車場にすることについてということで、2件ほど御質問があると理解しております。玉城朗永議員の件名4、市の駐車場。小項目1、有料化について。そのうちの西崎周辺の駐車場の有料化についてお答えいたします。 西崎6丁目の商業地域内にある駐車場、3カ所ありますが、平成12年12月に糸満市土地開発公社と西崎ファミリー通り会との間で西崎商業用地駐車場管理委託契約が締結されております。その中では、利用者からの駐車場使用料は取ってはいけないということになっております。しかしながらショッパーズ糸満(ダイエー)の撤退後管理されておりません。糸満市商工会の中心市街地活性化推進委員会の作業部会でも、西崎地区の駐車場について議論がなされておりますので、商工会の意見も反映して検討してまいりたいと思っております。 それから、2番目の報得川周辺の国有財産の払い下げを受けた後、有料駐車場とすることについてお答えいたします。国有地の払い下げを受けて、有料駐車場を設置したらどうかという御質問だと理解しておりますが、その件につきましては平成15年第3回定例会におきまして、玉城議員の糸満市に国有財産を払い下げてもらいたい旨の国への要請の意思についての御質問に対しまして、「要請はしていきたい」と、そういう旨の答弁をしてきたところでございますが、その後、国への要請は行われていない状況にございます。以上でございます。 ◆13番(玉城朗永君) それでは、自席から再質問を行います。 市長は、東北楽天が誕生したときに、みずから東北楽天に電話を入れたということをある議員に述べておりますけれども、これは間違いないですか。 ◎市長(西平賀雄君) お答えいたします。 担当部長には連絡をとるようには指示しておりますけれども、議員に言ったということはございません。 ◆13番(玉城朗永君) じゃあその議員がうそをついているということになるんですか。 ◎市長(西平賀雄君) お答えいたします。 先ほど言ったとおりでございます。 ○議長(大城正行君) 休憩いたします。(休憩宣告午前11時12分)(再開宣告午前11時13分) ○議長(大城正行君) 再開いたします。 ◎市長(西平賀雄君) 再度、お答えいたしますけれども、私がある議員にそれを言ったということで御指摘ですけれども、言った覚えはございません。先ほど申し上げましたように担当部長にはそれを指示して、連絡を取るようにということは言っております。 ◆13番(玉城朗永君) じゃあよろしいです。市長は、9月の私のプロ野球のキャンプ誘致に当たっては、市長の答弁は「市民意識の盛り上がりも重要な要素であり、商工会や関係団体、施設関係者などからなるプロ野球誘致検討委員会を開催して、市民や各種団体の意見を拝聴していきたいと考えております」と答弁しておりますけれども、そういう方々とお話し合いを持ったことはありますか。 ◎市長(西平賀雄君) 前回、そういうふうに答えておりますけれども、まだ会議は持っておりません。 ◆13番(玉城朗永君) 市長、市長が就任してからだよ、市長の公約ですよ、これは。5カ月もたって。9月の私への答弁で、そういう検討委員会も開催すると述べたんですよ。そういう方々ともお話し合いをすると。あれから3カ月たっているわけですよね。その団体とも、商工会やその関係団体とも話し合いもしない。そして、検討委員会もまだつくっていない。一体全体、市長、本当にこのプロ野球を誘致する考えはあるんですか。答弁をお願いします。 ◎市長(西平賀雄君) お答えいたします。 私は、その意思があって、楽天が話に出たときに指示して、こことの連絡がとれるように、やるように部長には指示してあります。と同時に、地域の活性化を図るためにこういうものはやっていくわけですので、プロ野球の誘致は、非常に雨天練習場との関係でなかなか早急にできない面もありますけれども、それにプラスして高校野球の誘致もやりなさいということを指示いたしまして、これについては文書で先方にもお願いしております。そういう形で、まちの活性化のためになるように動いております。 ◆13番(玉城朗永君) 市長、もう那覇市も今奥武山球場を改築して球場をつくり、そしてプロ野球のキャンプを誘致すると。それを準備しているんですよね。とすると、糸満市は市長の公約の中でもこうしてプロ野球やJリーグを誘致するということを掲げていますけれども、まだ5カ月たっても検討委員会さえもつくっていないと。そして、誘致に関しても市長みずから県とか、コンベンションビューローとか、そういうところに電話しないで担当部長にさせると。これは、重みが全然違うんじゃないですか。市長みずからやるのと。また、本来ですと、もう楽天の話が出たときにその検討委員会さえできていれば、一緒に楽天の会社まで行って、そしてその団体の皆さんと市長もともに行ってお願いすべきなんですよ。そうすれば、糸満市に決まったかもしれません。楽天は、糸満市も見に来ています。そして久米島も行っています。やはり、市長がさっきお答えしたように、雨天練習場がないというのが一番の欠点です。田尾監督は、久米島のあの球場は野球の練習場に使えるような状態ではないと。しかし、何が魅力かというと雨天練習場なんですよ。そして、町長も喜んですぐ2億円を予算計上して、黒い土を運んで球場を整備すると。そのぐらいの意気込みがないと、プロ野球の誘致というのは難しいんじゃないですか。そして、先ほど部長がJリーグのお話もしましたけれども、Jリーグに電話をして聞いたと、プロ野球の雨天練習場とリンクして。それは当たり前できるわけがないんですよ。プロ野球が使うからJリーグのキャンプは使えないですよ、キャンプというのは冬場にやるわけですので。とすると、Jリーグを誘致するには、まず芝の面積が、Jリーグの試合ができる2面、3面を持たなければいけないんですよ。そして、芝を植えて3年以上、4年にならないとキャンプでこれは使えないんです。今、観光農園でパークゴルフの芝を植えましたでしょう。あれを植えてからもう何カ月ですか。これだけたってもまだ芝がきれいに密着していないですよね。ですから、4年の中でJリーグキャンプを誘致するのであれば、もう今で芝も植えておかないと市長の任期中には絶対にこれはキャンプ誘致してもどこも来ないと思うんですけれども、市長の認識はどう思っています。 ◎市長(西平賀雄君) お答えいたします。 玉城朗永議員は、その辺のスポーツの関係で非常にたけておりまして、今御指摘のとおり芝の問題についても御指摘がございましたけれども、確かに私はその辺の知識が十分ではないものですから、今御指摘の件については十分受けとめまして、できるだけ早い機会にこういうものも整備できるように取り組んでいきたいと思っております。 ◆13番(玉城朗永君) 場所についても早目にどこということを決めて、早目に整備して、早目に芝を植えて使える状態にしないとJリーグのキャンプも糸満市に来ないと思います。 次ですけれども、久米島も楽天が来たおかげで、市長も新聞を見たと思うんですけれども。JTAの市ノ澤武士社長が、もう1,000万円もすぐ寄附しているんですよね。ですから、そういうプロ野球を誘致すれば、いろんなところから糸満市に対してもそういうのが私はくると思うわけです。ですから、市長の「ワクワクマニフェスト」、やはり一日も早くやるのが市民をワクワクさせるものであって、今の状態では本当にガタガタになってしまうんじゃないかなというふうに認識してしまっているんですけれども。本当に市長、もう一度聞きますけれども、早目に商工会とか、あるいはいろんな団体を集めて検討委員会をつくっていただいて、そして雨天練習場も平成17年度予算に組んで、そして平成17年度にはもう完成して、ただ雨天練習場をつくっただけではだめですので、そこにもまた黒い土を入れたり、いろいろなものをやらなければいけない施設があると思うんですよね。それの準備に取りかかって、来年いっぱいででき上がったとしても誘致できるのは再来年か。それとも、市長の任期がもうあと3年と7カ月ですか、残っているのは。その期間内で、果たしてこれだけたくさんの公約をやっていけるのかどうか大変疑問を感じております。ですから、早目にそういう検討委員会をつくってプロ野球誘致に向けて、あるいはまたJリーグの誘致に向けて頑張ってほしいと思います。最後の決意をお願いします。 ◎市長(西平賀雄君) 先ほどから申し上げておりますように、やはりプロ野球を誘致するための今一番のネックが雨天練習場でございますので、私は楽天につきましても、今、現在はこういう雨天練習場はないんだけれども、まず一応現場を見ていただきたいという気持ちもあって連絡をとるようにお願いいたしました。久米島が誘致に成功して、いろいろと航空会社ですか、そちらからも大きな寄附もあったようでございます。そういうものも糸満市に誘致できるのであれば、あるいはそういう企業からの期待もできますので、ぜひ積極的に誘致に向けて今後とも取り組んでまいります。 ◆13番(玉城朗永君) 次は、農水産商工部長に聞きます。 前回の質問で宜野座村の補助率のお話をしましたけれども、その後、高い補助率を調べていてもらいたいというお話をしましたけれども、その高い補助率はありましたかどうか、御答弁をお願いします。 ◎農水産商工部長(山城茂範君) まだ探しきれておりません。 ◆13番(玉城朗永君) がっかりしますね、本当に。まだ。9月の定例会で「調べてみます」と言ったんですよ。あれから3カ月ですよ。市長、仕事のできない人はどんどんかえていくというふうなことをおっしゃったんですけれども、3カ月たってもこのぐらいの補助率も調べきれないんですか。市長としてどう思いますか。3カ月たって、この補助率ぐらい調べきれない者に対して。見解をお願いします。 ◎市長(西平賀雄君) 9月定例会で、そういうふうに「調べます」ということで、部長が答弁しておりますけれども、今説明があったとおり「まだ」ということでございますが、私としては再度強く早急に調べていくように指示してまいりたいと思っております。 ◆13番(玉城朗永君) もう3カ月たっても、この補助があるのかないのか。また、あればどの程度の補助があるのかないのかも調べられないということは、本当に質問しても情けないと思っております。 では、次にいきます。市長は、市民会館を凍結する理由は、三位一体で市の財政も大変厳しくなり、財政的にも問題があって凍結したというふうに私なりに解釈しておりますけれども。市長は、糸満市にこの市民会館が必要としている団体、例えば舞踊とか、民謡クラブとか、あるいは古典音楽の先生方、太鼓を習っている方々、ピアノを教えている方々、空手を教えている方々、いろいろな諸団体があるわけですよね。それが、大体糸満市に何十団体ぐらいあると認識していますか。これは、市長は大体このぐらいじゃないかでいいです。一つなら一つでいいんですよ、認識ですから。 ◎市長(西平賀雄君) お答えいたします。 かつて私も、糸満市は文化の不毛の地と言われた時期がございまして、もうこれは今から20年以上も前の話なんですけれども、そうではないということを主張して、糸満美術愛好会というのをつくって、独自で7カ年間中央公民館を使って文化活動をやってまいりました。その後、文化協会を立ち上げてまいりましたけれども、糸満市内には多くの文化団体がございます。本当に不毛の地ではございません。今、玉城朗永議員からありました空手の関係であるとか、スポーツ関係の方々も結構いらっしゃいます。ですからこの会館については、私は非常に大事なものだと思っておりますし、また市民ニーズも一番高いものということは十分認識しております。ですから、できれば早くつくりたいわけなんですけれども、財源がこういう状況でありますので、当分の間はやはり凍結していかないといけないだろうということで凍結したわけでございます。私自身も文化人の一人でありますので、できるだけ早くつくるような努力はしたいと思います。糸満市内には多くの団体があるということを認識しております。 ◆13番(玉城朗永君) 市長としては、多くの団体と言っているわけですけれども、私が調べた範囲内では約60団体。そして、舞踊を習っているところが、少なくても30名。そして、50名とか。これを単純に計算しても、1カ所30名にしても、3掛ける6で18。1,800人の方が、そこで日夜芸を磨いているわけですね。そこで、いろんな芸を磨く、あるいは三味線を習っている、そういう人たちの夢というのを市長はわかっていますか。そういう人たちの夢。ちょっと、そういう人たちはどういう夢を持っているか、わかったら答弁してください。 ◎市長(西平賀雄君) お答えいたします。 芸術家という方々は、日々努力しまして、発表の機会を得たいというのがございます。ですから、そういう意味においてはそういうふうな舞台がどうしても必要だというふうに認識をしておりますし、私の兄弟の中にもやはり太鼓をやっている師匠もおります。その人からも、確かに早目にという声も聞いております。ですから、こういう文化を愛する人たちの発表の場としての必要性は非常に感じておりますので、早い時期にできるように努力はしていきたいというふうに思っております。 ◆13番(玉城朗永君) 市長、確かにそのとおりなんですよ。やはり日ごろ芸を磨いて、腕を磨いている人たちは、すばらしい音響、そしてすばらしい照明、そしてすばらしい舞台で自分が日ごろから磨いた芸を、あるいは磨いた技を披露するのが夢なんです。そして将来的には、自分もこういう教える人になりたいと。今でも糸満市では、金のある人は、力のある人は那覇市の市民会館を借りたり、那覇東町会館を借りたり、そこで発表会をやっているんですよ。どうしようもない人たちは、もう農村環境改善センターを使って。もう舞台も…、市長がきのうの答弁でおっしゃいましたけれども、舞台も小さい、照明もない、そして音響装置はさらに悪いというふうに。そこで発表会をやる人たちは、めいめいで音響装置を借りてきて発表会をやっている状態であります。市長は、先ほど金がないから凍結したと言うんですけれども、民間企業につくらせてですね。今、那覇市が新都心に消防庁舎ですか、どこかつくらせてこれをリースしていますよね。そういう考えはございませんですか。民間につくらせて市がリースをすると。答弁お願いします。 ○議長(大城正行君) 休憩いたします。(休憩宣告午前11時32分)(再開宣告午前11時33分) ○議長(大城正行君) 再開いたします。 ◎市長(西平賀雄君) お答えいたします。 民間活力を使ってやるという手もありますけれども、そうしても市の負担が全くないということはないと思いますので、この辺は総合的に検討していかないといけないというふうに思っております。ですから先ほども申し上げましたように、当分の間はやはり凍結しないといけないということを申し上げましたけれども、いろんな形で探りながら。もし、ほかにできるのであれば、それもやっていきたいというふうに考えております。私は、市の予算を使わないで、国の予算を使ってできる方法はないのかというのも考えておりまして、例えば平和会館。そういうものが糸満市にできないかどうか。そういうものも検討する必要があるなということを頭に入れておりますので、市ができなくてもほかの方法で知恵を絞ってやっていこうというふうに考えております。 ◆13番(玉城朗永君) ぜひ市長、約2千人弱の人たちが市民会館ができ上がるのを待ち望んでいるわけですので、いろいろな知恵を絞って、今市長がおっしゃったように国の金でできるんだったら国の金。そしてまた、いい事業所を糸満市に誘致すれば、また誘致するかわりに市民会館をつくっていただきたいというふうな考えもあるのではないかと思われますけれども、これは控えさせておきます。 次にいきます。大型リゾートホテルの誘致についてでありますけれども、これはもう前政権の場合にも一般質問で、マリノベーションに100室ぐらいのホテルをつくるというふうなお話を聞きましたけれども、もう進出する会社は決まっているんですか ◎政策調整監(大城弘明君) 再質問にお答えいたします。 マリノベーション地域における大型ホテルの進出については決まっておりますかという御質問でございますけれども、確かに平成15年9月定例会で、その低層型長期滞在型のホテルを考えていますと。それから、100棟程度の別荘用地についても考えていますというふうにお答えをしておりますけれども、その後、いろいろと人工ビーチであるとか、フィッシャリーナとか整備をしておりまして、現段階では企業の進出、どこが進出してくるということは決まってございません。そういうことでありますので、これは、今後検討していきたいというふうに考えております。 ◆13番(玉城朗永君) まだ決まっていないということは、そこに進出する企業があるかないかもわからないわけですよね。果たしてホテルをやる人が、そこに企業が来るかどうか。例えば、前私が聞いた範囲内では、沖縄電力が来るというお話がありましたけれども、その後にもっと企業名が出ているかどうか。 ◎政策調整監(大城弘明君) お答えいたします。 具体的に、その後企業名は出ておりませんけれども、現段階においては県の漁港漁場課との話し合いを持っておりまして、できるだけこの相手側の進出企業の状況を今探っていますので、その企業の状況によっては、今糸満市の関係課集まりましてお話をしているんですが、できるだけ大型のホテルを誘致したいというふうに考えておりまして、目下、漁港漁場課と協議しているところでございますし、今後観光リゾート局にも働きかけていきたいというふうに考えております。 ◆13番(玉城朗永君) 今、大きなリゾートホテルというふうにお答えいたしましたけれども、大体何室ぐらい、何百名ぐらいが泊まるような大型ホテルをいっているんですか。 ◎政策調整監(大城弘明君) 具体的に何百名ということまでは今申し上げられませんけれども、この地区は、御承知のとおり航空法の第1種区域でございまして、騒音の問題とか、高さの問題もございますのでこの辺も航空局、国土交通省とも調整をしながら、できるだけこの地区に可能な限り大きいのがつくれればいいんじゃないかなというふうに考えております。 ◆13番(玉城朗永君) まだそういう見通しもついていないのであれば、小項目2で、このオーストリアの沖縄型ゲーミングが今糸満市に進出しようということで、皆さんも、もう市長もごらんになったとは思いますけれども、糸満市に予定地決定というふうなことで。そして、そのメンバーの皆さんからも、市長に対して正式に要請書も出されていると思います。その後に、県においてもある党が反対し、そして翌日は糸満市に来て反対しております。その翌日の新聞に市長は、確かにゲーミングについては市の活性化にもなるし、いろいろ市の財政にも役立つはずですけれども、教育団体から反対が出てくるだろうというふうに述べておりましたけれども、私がそのとき「じゃあどこの教育団体の反対が出てきていますか」と言ったら、市長は「1件もまだ出てきておりません」というふうに答えました。やはり、そういうのが出てきていないのに市長みずからああいうふうに教育団体から反対が出てくるだろうと、何か市民を惑わすような…、新聞を読んだ人はですね。出てきているような感じがするわけですよね。だから、今後こういうことはやめていただきたいと思います。 次は、議長、ちょっと休憩お願いします。 ○議長(大城正行君) 休憩いたします。(休憩宣告午前11時41分)(再開宣告午前11時43分) ○議長(大城正行君) 再開いたします。 ◆13番(玉城朗永君) それでは、市の駐車場の有料化について質問いたします。 私は、平成15年もこの駐車場については一般質問しましたけれども、6月ですかね。市の部長からも、有料化について検討してみるというふうなことであります。今、本当に写真に写っているように、議会に来る前に写真を撮ってきましたけれども、もう車はとめられない状態なんですよ。朝の9時半ですよ。夜行きますと、もう99パーセント車をとめるところがない。それがずっと議会に入ってから毎日行っているんですけれども、もう毎日満車なんですよ。だから、これはもうその駐車場の近隣の人たち、アパートに住んでいる人たち、あるいは会社の車の看板も写っていると思うんですけれども、そういう人たちがこの駐車場をもう我が物駐車場。たまには、一つは置いてあるんですけれども、ブロックを置いて、こっちにもう自分がとめるところと決めてあるんでしょうね。ブロックを置いている。あれも写してありますから見てください、後で。市の駐車場ですよ。そこはもう自分の駐車場だと決め込んで、ブロックを置いて自分の車をとめるまではそのブロックを…。やはりそこに来るお客さんも、そのブロックをよけてまでこっちに車をとめられない。また、前も言いましたけれども、その駐車場に車をとめようとしたときに、そこはうちがとめる場所だからこっちにとめないでほかにとめなさいと言われたというふうなこともあります。そういうふうなことを考えますと、有料化についてもう一度市長としてはどう考えていますか。有料化について。 ◎市長(西平賀雄君) お答えいたします。 この駐車場につきましては、今、玉城議員の方から写真を撮って提示して、見せていただきましたけれども、私も現場はときどきよく回って見ております。議員がおっしゃるとおりでありまして、本当にこの駐車場を有効に使うべきだと。これは公共の駐車場ですので、有効に使うべきだというふうに私は思っておりまして、今の状態がいつまでも放置されるわけにはいかないというふうに認識しております。せんだって、一帯のボランティア清掃のときもここをこれではいけないということで、お互い部長の何名かでここで現場をチェックしながらやっておりますので、改善をしていく方向で今後検討していきます。 ◆13番(玉城朗永君) もし、市で管理が難しいのであれば、職員とかいろいろ問題がありますので、糸満市観光協会とか、あるいは市商工会の方に委託して。結局は、今両方とも市から補助をもらっているわけですよね。それを管理させれば、例えばその管理費で市から補助も出す必要もなくなると思うんですよ。ですから、財政的にも大変よくなるし、我々も西崎に家を借りているんですけれども、3,000円を払って駐車場を借りているんですよ。これでは本当に市の無料駐車場があるところはただ、ないところは金を払ってやっている。これでは、市民は、痛みというのはお互いに分け合わないといけないから、私は有料化にしてほしいと思います。 それと、糸満市シルバー人材センターの向かいに国有地がありますけれども、これも去年の議会の質問で市に払い下げをしてはどうかと言いましたけれども、払い下げをした場合には、そこの埋立てした人たちといろんな問題が出るからということで、じゃあ糸満市に管理させてはどうかと、国にそれを要請してくれということでしたけれども、先ほどの参事監の話ではそういうふうな答弁はされているけれども、国には要請されていないと。これは、仲村代議士にもお話してありますので、ぜひ糸満市に払い下げができなければ糸満市に管理をさせてもらって、そこも商工会、あるいは糸満市観光協会に委託して、両会に補助を出さなくてもいいような方向でぜひ有料化、そして国にも強くですね。私たち議員も一緒になって、あるいはまた国会の先生方にもお願いをして、ぜひ糸満市に払い下げができなかったら管理させてくれと。この坪数が約1万2,000坪ぐらい。部長、調べなかった。大体1万2、3,000坪ぐらいあると思います。車にすると4、500台ぐらいとめられると思うんですよね。そうすると、もうたくさんの駐車料金が入ってくるわけですから、これも市の財政に大いに役立つわけでありますので、ぜひ有料化に向かって進めていただきたいと言いまして、私の一般質問を終わります。 ○議長(大城正行君) 休憩いたします。(休憩宣告午前11時49分)(再開宣告午後0時06分) ○副議長(金城勉君) 再開いたします。 ◆19番(大城美智子君) それでは一般質問を行います。 件名1、学校教育でのCAPプログラム導入について。小項目1、CAPプログラムを学校教育の中で取り入れる考えがないかについて質問いたします。 近年、いじめ、虐待や誘拐など、子供が被害者となる深刻な事件が相次いで起こっています。今の子供たちには、常に精神的にも肉体的にもさまざまな暴力に遭遇する危険にさらされています。不幸にして暴力に遭遇した子供たちの多くは、心の奥底に深く傷を残し、その治療も大変です。傷ついた子供たちへのケアは最重要な課題ですが、反面、交通事故に遭わないように教える交通安全教育と同じように、まずは暴力に遭わないための防止教育が今必要だと思います。いじめ、虐待、痴漢、誘拐や性暴力といったさまざまな暴力を受けそうになったとき、子供が自分で自分を守れるように持っている力を引き出すことの大切さを教えてくれる教育、CAPプログラムの活動が今全国的に広がっています。「CAP」とは、子供への暴力防止の頭文字を取ったもので、子供がいじめ、虐待、痴漢、誘拐といったさまざまな暴力から自分を守るための教育プログラムでございます。1978年、アメリカオハイオ州のレイプ救援センターでつくられ、現在では、世界15カ国で実施されております。日本には、1985年に米国のCAPトレーナーである森田ゆりさんによって初めて紹介され、日本でもCAPプログラムを実施する人を養成し、NPO法人として立ち上げ、現在ではCAPセンター・JAPANへの登録グループ数が、平成16年8月末現在で91グループのCAPスペシャリストが活動しております。 CAPプログラムの内容は、従来の「何々してはいけません」式の危険防止策ではなく、子供たちに何ができるかを伝えます。ロールプレイ(寸劇)、歌、人形劇やディスカッションを通して、子供たちは「大切な三つの権利、安心・自信・自由」と「自分を主張する方法」と「友達同士で助け合う方法」、そして「信頼できる大人に相談する」ことを学び、心と体を守る力を身につけます。最近では、同プログラムのワークショップ、体験的参加型学習を学校の授業に取り入れたり、児童・生徒や教職員、保護者などを対象に実施する自治体も出てきております。 そこで質問いたします。①教育委員会では、CAPプログラムをどのように認識しているのか、お伺いいたします。②これまでCAPプログラムを実施したことがありましたら内容と成果をお伺いします。③子供がさまざまな暴力から身を守るために、本市でもCAPプログラムを学校教育の中で取り入れる考えがないか、お伺いいたします。 件名2、ISO14001認証取得について。小項目1、本市における「ISO14001認証取得」の推進に向けて取り組む考えがないかについて質問いたします。 国際流通の世界で、さまざまな製品の規格などが国ごとに異なることを防ぐため、1947年に国際標準化機構「ISO」が設立され、現在、140の国と地域が参加しております。ISO14000シリーズは、1992年の環境サミットで人類の子孫に豊かで、明るい地球環境を伝承する願いを込めて行動計画「アジェンダ21」が採択され、フォローする目的で1996年に制定されたものでございます。ISO14000シリーズのうち、中核となるISO14001は、環境マネジメントシステム、EMSをどのように構築すればよいかを定めた仕様書でございます。組織がみずから環境方針及び目的を定め、その実現のための目標・計画、プランを立て、それを実施、ドゥーし、その結果を点検、チェックし、さらに必要があれば計画を見直し、アクションを行うというPDCAサイクルを確立します。それによって、環境マネジメントシステムを継続的に向上させ、環境に与える有害な負荷を減少させることをねらいとしております。 ISO14001には法的拘束力はなく、環境活動に関する具体的な数値等を求めているわけではありません。各組織がみずから定めた環境方針を経済的・技術的に可能な範囲内で達成することによって、おのおのに独自の方法で環境負荷の低減に自主的に取り組むことを求めています。 そこで質問いたします。①自治体がISO14001認証を受けることの意義と期待効果は何か、お伺いいたします。②県内のISO14001を認証取得の普及と自治体の取り組み状況をお伺いいたします。③本市における「ISO14001認証取得」の推進に向けて取り組む考えがないか、お伺いいたします。 件名3、環境行政。小項目1、廃食用油のリサイクル処理システムの確立について質問いたします。 ①一般家庭から出る廃食用油の処理は、燃やせるごみとしていますが、燃やすことによって焼却炉を傷めるなど、環境にも影響があるのかをお伺いいたします。②今定例会で、沖縄県油脂事業協同組合から各家庭における廃食用油の処理と、回収として廃食用油リサイクル処理システム普及事業の推進についての陳情があり、付託をされております。陳情はまだ審査されていませんが、主旨は文面からも理解できます。処分業者、受け皿もあることですので、廃食用油のリサイクルに向けた市民への啓発と廃食用油の定期回収の実施を行う考えがないかお伺いいたします。 最後に件名4、道路行政。小項目1、字兼城164番地前の道路陥没の整備について(市道狭間線)質問いたします。 この陥没の箇所は、再三再四一般質問で取り上げていますが、今日までなかなか整備の実現に至っていません。当局としては、道路災害や急傾斜地での事業採択は厳しいということで、市道狭間線の拡張整備のときに、この陥没したところを整備するという計画でありました。三位一体の改革で整備メニューは今未定だが、狭間線は優先されるものと答弁もされていますが、いつ整備するのか見通しもつかない状態では陥没し続けている道路は被害が大きくなり、いつ崩れるか不安でなりません。一刻も早く陥没を食いとめる応急的な整備をする必要があります。今回、当局の頑張りで、陥没した道路の部分を整備するといううれしいニュースを小耳にしました。具体的な整備計画がありましたらお伺いいたします。以上で、本席からの質問を終わります。 ◎市長(西平賀雄君) 大城美智子議員の御質問にお答えいたします。 件名4、道路行政。小項目1、字兼城164番地前の道路陥没の整備について(市道狭間線)。工事の時期、どういう方法の事業、工事内容と予算額についてお答えをいたします。 議員御指摘の箇所の路面沈下対策としまして、今回、補強筋法枠工法により、のり面の保護と路面の補修を予定しております。工事の内容は、路面の沈下が特に著しい箇所の、路面延長約15メートルののり面に補強筋を打ち込み、のり面の崩落を防止するとともに、沈下した路面を補修する予定であります。また、路面の幅員も、現在と同様にガードレールを狭める等、地域の協力を得ながら大型車両の通行を規制していきます。 次に、予算額につきましては200万円程度を予定しておりますが、工事の時期につきましては、道路維持管理費の予算状況を見ながらできる限り早い時期に対応していきたいと考えております。 残りの件につきましては、各部長の方から答弁させていただきます。 ◎教育委員会指導部長(上原武君) 大城美智子議員の御質問、件名1、学校教育でのCAPプログラム導入について。小項目1、CAPプログラムを学校教育の中で取り入れる考えがないか。①教育委員会では、CAPプログラムをどのように認識しているのか。②これまでCAPプログラムを実施したことがありましたら内容と成果をお伺いします。③子供がさまざまな暴力から身を守るために、本市でもCAPプログラムを学校教育の中で取り入れる考えがないかお伺いしますについて、順次お答えします。 CAPプログラムは、わかりやすい言葉で人権概念を教え、いじめ、痴漢、誘拐、虐待、性暴力といったさまざまな暴力に対してどう対処すればいいのか、子供や親、教職員や地域の人々に伝えるプログラムであると認識しております。 ②のCAPプログラムは、教育委員会独自では取り組んでおりませんが、おきなわCAPセンターが主催する中学・高校教職員研修、子どもへの暴力防止ワークショップの開催について、市内の中学校へ周知し、研修会への参加を呼びかけております。 ③では、CAPを学校教育の中で取り入れることについてでありますけれども、学校においては道徳の時間、総合的な学習の時間等で学校の実態に合わせて取り組んでおります。教育課程は、学校長の裁量に任せられておりますので、教育委員会としては人権教育を推進する上で協力いただける関係機関や団体の情報提供を考えております。 ◎市民部長(金城誠栄君) 大城美智子議員の御質問、件名2、ISO14001認証取得について。小項目1、本市における「ISO14001認証取得」の推進に向けて取り組む考えがないかについてお答えします。 ①自治体がISO14001認証を受けることの意義と期待効果は何かということですが、大量生産・大量消費・大量廃棄型の社会経済活動は、地域の環境のみならず、地球全体の環境をも脅かすものであり、環境への負荷の少ない社会を築いていくことが求められています。そのためには、自治体みずからが環境保全に向けた行動を起こし、市民、企業にアピールしていくことに意義があると考えております。期待効果といたしましては、業務上のむだを見直すことにより、事務の効率化、コスト意識や市民サービスへの向上につながり、市民、企業の市に対する評価が得られます。 次に、②県内のISO14001を認証取得の普及と自治体の取り組み状況はとの御質問ですが、12月13日現在、ISO14001を認証取得した事業所は33件でございます。自治体では、那覇市の本庁舎が認証取得しています。糸満市としても環境マネジメントシステムの構築と経費節減促進ということで、新糸満市行政改革大綱の中でも取り上げられていますので、今後、認証取得に向けての調査研究をしていきたいと考えております。 件名3、環境行政。小項目1、廃食用油のリサイクル処理システムの確立についてお答えします。廃食用油は、燃やすことによって焼却炉を傷めるなど、環境にも影響があるのかとのことですが、糸・豊清掃施設組合の担当者の話では、「直接廃食用油を焼却炉内に投入すると、その部分が急激に高温となり、炉部分が劣化する」とのことであります。糸満市としては、各家庭から出る廃食用油については、新聞紙等に含ませて燃やせるごみとして出すように指導を行っています。 次に、②廃食用油リサイクル処理システム普及事業の推進については、市内全域を一斉に行うというよりも、モデル地区、団体を設けて行った方がよいのではないかと考えており、今後検討してまいります。 ◆19番(大城美智子君) それでは、自席より質問いたします。 1点目のCAPプログラム導入についてでございますけれども、当局としても認識はされていると思っております。しかし、まだプログラムを実施したことがない、取り組んでいないという答弁でありました。市内の研修会に呼びかけているという答弁であったと思います。このCAPの効果をぜひ教育委員会がもっと認識をしていただきたいと思っております。今、この特定非営利活動法人であるNPOのCAPセンター・JAPANの「CAPの効果」ということで調査の報告があります。ちょっとデータがありますので、この効果のデータをちょっと紹介したいと思います。これは、CAPを受ける前と実施後の調査でございます。実施前は、このデータの調査人数は302名の方が調査を行っていますけれども、この「あなたはいじめや暴力に遭わないで安心して生きる権利があると思いますか」と、そういう質問に対して、実施前は、CAPを受ける前は124名の方が「ある」と答えております。そして、「わからない」という方が149名。それから、権利があるかというのを「ない」というのが29名。CAPを受けて、安心して生きる権利があるという方が、実施後が224名。何と、約2倍に膨れ上がっているんですよ。パーセントにすると41パーセントから74パーセントに。「権利がある」と、そういう子供たちがアンケートに載っております。そして、「わからない」という方が、149名だったのが、実施後が62名。「わからない」は50パーセントから約20パーセントに減りました。そして、このCAPを受けて、同じアンケートで子どもワークショップの感想を「楽しかった」、また「よくわかった」「役に立つことを教えてもらった」「ほかの学校の子供たちもCAPを受けた方がいい」と答える子供たちが、もうどれをとっても90パーセントを超えております。そういう報告があります。そしてまた、「嫌なこと、怖いことがあったときに、CAPで習ったことが何か一つでも使えることがありますか」と、そういう質問に対して、3年生は69パーセント、6年生では、何と85パーセントの子供たちが「はい」と答えております。本当に、いかにこのCAPを受けることによって、この効果が、本当にこのデータを見ても効果は如実にあらわれていると思いますが、教育委員会、どうでしょうか。その感想をよろしくお願いいたします。CAPの効果。 ◎教育委員会指導部長(上原武君) 感想ということでありますけれども、実は、教育委員会独自に取り組んだことがあるかということについては、「実施しておりません」ということで回答しておりますけれども、糸満市内で1校だけ、潮平小学校2年のPTAが180名ほど参加しまして、この方々を案内して講師に迎えて、実際に実践しております。それで、この内容については、とてもすばらしいということで、今後継続していきたいということで、今回はお母さん方を対象にした、PTAを対象にした内容でしたので、今後は子供におろしていきたいということで、すごく好評だということであります。そういうことで、そういうすばらしい内容については、教育委員会といたしましても校長会等でこの内容についてアピールをして、ぜひ多く取り入れてくださいということで紹介したいと思います。 ◆19番(大城美智子君) これ最初に答弁してほしかったんですけれども、取り組んでいないということだったものですから、今回、この潮平小学校ですか、PTAが主催して実施をしていると。そういうことで、本当にすばらしいんだと。これも今後アピールをしていきたいと、そういうふうにおっしゃっておりますので、効果についてはよくわかっていると思います。 ○副議長(金城勉君) 休憩いたします。(休憩宣告午後0時28分)(再開宣告午後0時29分) ○副議長(金城勉君) 再開いたします。 ◆19番(大城美智子君) 学校では、道徳の時間とかはもう学校長に任せていると。協力も得ながら団体の実情に合わせてやっていきたいということでしたので、このCAPプログラムをもし本市に、教育の現場で取り入れる場合に懸念されるのは何か。問題がありましたらお答え願います。 ◎教育委員会指導部長(上原武君) 再質問にお答えします。 懸念されることというのは、そこまで十分CAPを、私たち自身が中身を理解していないので、そういうふうな回答になったと思いますけれども、今後は、その中身について十分検討しながら学校の先生方にも紹介していきたいと思います。やはり人権教育を主に教えていますので、12月4日から12月10日までが人権週間ということで設定されておりますので、糸満市の教育委員会については南部地区の人権擁護協会ですか、この方々ともタイアップして、幼いころから、幼稚園のころから子供たちに人権意識を植えつけようということで、西崎幼稚園と糸満南幼稚園ということで協力、タイアップしながら進めて、その成果も非常に好評だったのでそういうことも含めながら委員会としては取り組んでいきたいと思います。特に、人権については、他人や自分を大切にする教育をやはり幼児のころから教えていくことは大切だと思いますので、努力していきたいと思います。 ◆19番(大城美智子君) これからCAPの導入は頑張っていくと思いますけれども、既に那覇市はもう取り組んでいるんですよ。今年3月現在の那覇市の状況でありますけれども、CAPプログラムの活用の内容なんですけれども、学校長会での研修会で導入の部分をCAPプログラムについて研修も実施をしているんですよ。そして、また各学校単位で、PTA主催によるCAPプログラムも実施しております。今後は、学級単位でやるような形で積極的にも取り組んでいきたいと。もう全学年・全学級でやるんだと、そういう方針も既に那覇市は打ち出しておりますので、ぜひこの件は前向きに糸満市も頑張っていただきたいと思います。虐待に関する児童相談所への相談件数も1998年度にはもう6,932件でしたが、2000年度には1万7,725件と、わずかこの2年間で倍以上の増加を見せているんですよ。CAPは、この蔓延する虐待に対してワクチンの役目もすると、そういうことまで言われているんですよ。ぜひ学校長とも連携を取りながら、積極的に取り組んでいただきたいと思います。以上、これ終わります。 2点目、県内のISO14001を認証取得の普及状況でありますけれども、現在では33件。那覇市の本庁舎が今認証取得を受けていますけれども、沖縄県も今後認証に向けて努力をしていると伺ったんですけれども、この件はどうでしょうか。 ○副議長(金城勉君) 休憩いたします。(休憩宣告午後0時33分)(再開宣告午後0時33分) ○副議長(金城勉君) 再開いたします。 ◎市民部長(金城誠栄君) 今、美智子議員のおっしゃるとおり県の方でも進めているところです。そして、県の方でも具体的にはまだいつになるかということはわかっていなくて、今、那覇市の方から資料を取り寄せながら研究して、進めているということでございます。 ◆19番(大城美智子君) たしか沖縄県も認証取得は来年ぐらいをめどに今頑張っていると思います。もし、この沖縄県が認証取得をすれば、今後、ますます各自治体がこういう環境活動に輪を広げていくと思っております。 次に、この那覇市は、実は、平成15年度、去年の9月26日に認証取得を受けているんですよ。そして、この平成14年10月4日に翁長市長がキックオフ宣言。みずからISO14001を取得するんだと、そういう宣言をしております。その宣言から取得するまで約1年かかっているんですよ。結構、時間もかかるんですよ。それで、このISO14001の認証を取得するために向けて、まず何をしなければいけないのか。本市として、まず何をしないといけないか。それをお答え願います。今、認証を受ける意思はおありなんですよね、その意思も確認しながら。よろしくお願いします。 ○副議長(金城勉君) 休憩いたします。(休憩宣告午後0時35分)(再開宣告午後0時36分) ○副議長(金城勉君) 再開いたします。 ◎市民部長(金城誠栄君) お答えいたします。 意思はあるかということでございますが、そのことについては最初御答弁したとおりで、意思はあります。 そして、認証を受けるには何をしなければできないかというふうなことでございますけれども、まず基本的に人材と予算ということで認識しております。 ◆19番(大城美智子君) 認証取得に向けて、まず何をしなければならないかというのは、基本的に人材と予算。それだけあればできるんですか。私は、まず環境基本計画を策定しなければならないのではないかなと思うんですけれども、それがなくてもできるんですか。その答弁を求めます。 ◎市民部長(金城誠栄君) お答えいたします。 今のことにつきましては、人材の中に私は含まれているというふうに考えております。 ◆19番(大城美智子君) 人材の中に環境基本計画も入っているということですので、地方公共団体はこの環境基本計画を策定して、もう計画的に実施をしなければならないと定められていますが、本市は本当にいつこれを策定していくのか。私は、平成12年9月定例会の一般質問でも取り上げているんですよ。そのときは、平成13年度から平成17年度の市の実施計画にのせて策定に向けて努力をしていきたいと、そういう答弁もしているんですよ。今、策定状況はどうなのか、どうなっているのか、答弁を求めます。 ○副議長(金城勉君) 休憩いたします。(休憩宣告午後0時39分)(再開宣告午後0時40分)
    ○副議長(金城勉君) 再開いたします。 ◎市民部長(金城誠栄君) お答えいたします。 先ほども申し上げましたけれども、やはり環境基本計画をつくるにも当然予算が必要であります。そのために1回計画して、環境基本計画について必要であるということで予算について要求しようというふうに考えたんですけれども、今の糸満市の財政事情では厳しいということで、今はまだ着手しておりません。 ちなみに、ISO14001の取得費用は、一般的に構築のためのコンサルティング費用として350万円から500万円程度。また、審査費用として80万円から150万円程度の費用が必要であります。そういうふうに環境基本計画をつくるにも費用がかかりますと。今、美智子議員の平成12年の答弁にもあったというふうなことでございますけれども、それについては今後検討してまいりたいと思います。 ◆19番(大城美智子君) もう何か答弁が、私もはっきり今飲み込めなかったんですけれども。要するに端的に言うと、この環境基本計画は予算がないのでつくれないと。そういう意味でございますか。 ◎市民部長(金城誠栄君) お答えいたします。 まずお互いの庁舎もそうですけれども、糸満市庁舎の今ソーラーシステムですかね。それも一つの環境を守るというふうなことでございます。それとは直接関係はないんですけれども、今、予算がないからできないのかとおっしゃっておりますけれども、このことにつきましては、やはり先ほど来ずっと費用について申し上げていますけれども、できるだけ検討してまいりたいと。お金がないからやらないということではなくて、それは時代というのがやはりありますので、それについては財政事情を勘案しながら検討してまいりたいというふうに思います。 ◆19番(大城美智子君) 予算がなくてもできるだけ検討していきたいと、そういう旨だったと思うんですけれども、私はこの行政は継続だと思うんですよ。これは前の答弁、平成12年9月の一般質問では、平成13年から平成17年にかけて策定に向けて取り組んでいきたいと。そういう答弁の内容なんですよ。それを、市政がかわったからつくっていかないと。もう来年までに私はこれができるのかなと期待もしていましたけれども、今のままでは基本計画すらつくれない。基本計画をつくれないと、このISO14001の取得もできない。そういうことなんですよ。ぜひ策定に向けて頑張っていただきたいと思うんです。 市長、市長にお伺いします。生活環境課、このISO14001認証取得の調査研究もこれからやるということなんですけれども、この環境基本計画がないと、策定しないと実現できないんですよ。市長は、そのISO14001の認証を取得する意思がおありなのかどうか。そして、この環境基本計画を策定する意思があるのか、どうか。明確にお答え願います。 ◎市長(西平賀雄君) 大城美智子議員の御質問にお答えいたします。 議員も行政改革の実施計画書をお持ちで、ごらんになっていると思いますけれども、平成13年にでき上がった行政改革大綱の実施計画の中で検討期間、実施期間というのがうたわれていると思います。それがなかなかできなくて、ずっと順送りでどんどんこれまで延びてきておりまして、現在、平成16年度から平成17年度の大綱実施計画書ができ上がっておりますけれども、その中においても平成15年度まで検討、平成16年度は実施したいと。実施ということで挙げてございますけれども、実際には予算がついていなくてこれができ上がっていないということであります。「市民参加による健康で恵み豊かな環境を維持し、環境への負荷が少ない循環型社会を目指すため、環境基本計画を策定する」ということで、これでうたわれているわけですので、やはりこれはつくっていかないといけないというふうに認識をしております。ただ、予算の関係で、なかなか今の状況の中でこの基本計画の策定が早急にできるかどうか、これ非常に微妙なところでございますけれども、いずれにしましてもこれはつくっていくという考えは持っております。 ◆19番(大城美智子君) 環境基本計画は今後つくっていかなければならない、早急にできるかどうかもわからないけれども、つくっていく。そういう答弁でありましたけれども、市長、このISO14001の認証取得を西平市長が任期中に取得できるように頑張っていただける決意がおありかどうか。よろしくお願いいたします。 ◎市長(西平賀雄君) 先ほどもお答えいたしましたとおり、この行政改革の中でもうたわれておりますので、当然にしてその努力をしていかないといけないわけですけれども、予算との関係もありますので任期中に必ずこれができるということは今はっきりは言えませんけれども、努めて努力はしていきたいと思っております。 ◆19番(大城美智子君) 任期中にできるかどうか、努めて努力をするといっておりますので、ぜひこの取得に向けて頑張っていただきたいと思います。 次、時間がありませんので、環境行政の廃食用油のリサイクル処理システムの確立についてでありますけれども、市内にモデル地区を検討すると、そういうふうな答弁でありました。私も賛成です。市民、すぐ最初から、もう皆さん初めての経験ですからすぐ全域やるということは私は難しい面もあると思います。まず市民への啓発・啓蒙が大事だと思っておりますので、ぜひモデル地区を設定して、検討していただきたいと思っております。 それから回収方法。例えば、モデル地区にしてもこの回収方法をどのようにしていくか。そのシミュレーションみたいなのがあるのかどうか。私は、できましたらリサイクルの回収日に合わせて収集をしていくような方法を取っていただきたいと思うんです。例えばペットボトルに廃食用油を入れて出していくと。そういうリサイクルの日に定めて、この回収ができないかどうか。陳情者は、この方は、回収タンクを設置して、自治会に設置して、ステーション方式を陳情にうたっていますけれども、ステーション方式では私はちょっと危険なものもあるんじゃないかなと、そういう認識もしておりますけれども。市はどのような回収方法がよいのか、もしお考えがあればお答え願います。 ◎市民部長(金城誠栄君) お答えいたします。 今、美智子議員のおっしゃるようにいろんな危険なところもあるかと思います。まだ具体的にどういうふうに回収していくかということについてはまだ検討しておりませんので、今後、今御指摘のありましたことに気をつけながら回収方法について検討していきたいと思います。 ◆19番(大城美智子君) 回収方法もこれから検討していくということですので、モデル事業の開始はいつごろ予定をしておりますか。 ◎市民部長(金城誠栄君) お答えいたします。 具体的にいつというふうなことはまだ決めていませんけれども、今、担当部署と一緒に、担当の職員と一緒に検討しているところでございます。 ◆19番(大城美智子君) 具体的に決まっていないと、これから検討していくと、そういう答弁でありました。もし、このモデル地域を設定して、この廃食用油のリサイクル推進をする場合に、これは市民の協力なくてはできません。そして、このモデル事業には国からの補助とか、そういうのもあるのかどうか、答弁を求めます。 ◎市民部長(金城誠栄君) お答えいたします。 そのことについてはまだ調査しておりませんので、今のところはまだわかりません。 ◆19番(大城美智子君) 調査をしていないということですので、今、私もインターネットで、おとといですか、取り寄せたんですけれども。このリサイクルを促進するため、北九州市では農林水産省の補助を受け、平成12年度に九州で初めて全国に先駆けて廃食用油回収のモデル事業が実施されたと。そして、また平成15年度にも同じくそういう同事業が実施されたと。平成15年度もそういう事業をされておりますので、もしかしたら平成16年度もあるかもしれませんので、沖縄県では初めてのモデル事業になると思いますので、ぜひ農林水産省の補助もいただけないかどうか、勉強する必要があると思います。いかがでしょうか。 ◎市民部長(金城誠栄君) お答えいたします。 調査研究してまいりたいと思います。 ◆19番(大城美智子君) ぜひ調査して、モデル事業が成功したら全域回収できるような、そういう廃食用油リサイクル処理システムを確立していただきたいと思っております。 次、最後に道路行政についてでございます。工事の内容とか、いろいろありました。でもこの道路は、応急的な今整備だと思っております。もうできるだけ工事も早目にやっていただきたいと思います。まずもって、この工事をすることに当たっては、当局の努力にもう本当に感謝を申し上げたいと思っております。しかし、この陥没は、本当にまだ完全なる改修ではありませんので、市道狭間線の全体的な拡張整備ができないと、完全なる整備とは言えませんので、この市道狭間線整備の実現に向けて、前回部長は最優先、優先ということでそういうふうな答弁もいただいておりますけれども、ぜひ整備実現に向けて、市道狭間線の整備実現に向けて取り組む決意をもう本当に期待しておりますので、決意のほどをよろしくお願いいたします。 ◎建設部長(上原利夫君) これまで幾たびも、狭間線の整備につきましてはずっと要望もございまして。私どももできるだけ整備できるようなメニューを探しているんですが、なかなか適当なメニューがなくて、非常に補助の取りつけが難しい状況にありますけれども、引き続き要望に沿いまして事業化できるように今後とも努力してまいりたいと思っております。 ◆19番(大城美智子君) メニューが今ないということで、今そういう答弁でありますけれども、引き続き整備に向けて頑張っていきたい、そういう決意でございましたので、ぜひ頑張っていただきたいと思います。 あと、通告表にはありませんけれども、この陥没した箇所のそばには、報得川に入る進入道路があるんですよ。この進入道路が今地すべりを起こしておりますので、これは県の管理だと思いますので、あわせてこれも県へ要請していただきたいことを要望いたしまして、質問を終わります。 ○副議長(金城勉君) 休憩いたします。(休憩宣告午後0時57分)(再開宣告午後2時01分) ○副議長(金城勉君) 再開いたします。 ◆3番(奥田末吉君) 食事の後の最初で眠いかもしれませんが、おつき合いいただきたいと思います。一般質問に入ります前に、一言述べたいと思います。今年も残り少なくなりましたけれども、今年の国内の状況を漢字であらわすと「災」、災難の「災」ということで、本当にこの1年間、多難な一年だったと思います。国内におきましては、台風、地震。そして、南は先島から沖縄、周辺離島含めまして、北は北海道まで大変な災害が起きまして、幸い私ども沖縄本島糸満市においては大きな被害もなく、ありがたい、運がよかったなと思っております。それに加えて自然災害ももちろんですが、何でこうした事件・事故が起こるのだろうかと考えさせられるようないろんな問題が起こっておりまして、今や日本の安全神話は崩れてきております。 県におきましても今年4月、「ちゅらうちなー安全なまちづくり条例」を施行しまして、私ども糸満地区におきましても、糸満地区安全なまちづくり推進協議会を立ち上げまして、西平市長を会長に、東風平町長、具志頭村長を副会長に迎えて、企業、行政、警察、そして各団体連携して、地域の安全を確保していこうということで毎日頑張っているところでありますけれども、特に今年は糸満地区でも交通事故が多発しているということで、先日農村環境改善センターで交通事故非常事態宣言をやっておりますが、今月21日、年末に向けてまた交通安全の事故防止の出発式があります。22日には、年末特別警戒の出発式をやろうということで計画されておりますが、せめて私たちの住んでいるこの糸満地域から、これからの将来を担う子供たち、そして女性の皆さん、お年寄りの皆さん、安全で安心して暮らせるまちになっていければと思っております。議員の皆さん、そして市の職員の皆さん、関心を持っていただいて、市民を含めて安全なまちづくり体制ができて、穏やかですがすがしい年末年始が迎えられればと本当に願っているところであります。 前置きが長くなりましたけれども、西平市長におかれましては7月6日市長就任以来、5万7,000人余の市民のために日夜御奮闘されていることに対し、心から敬意と感謝を申し上げます。去る7月26日の臨時会の就任ごあいさつの中で、市民の目線で考え、質の高い行政サービスを提供するために経営資源の有効活用と成果を検証し、改善すべきところは改善することを行政運営の基本に据え、明るい、住みよいまちづくりのために住民との対話を通じて常に住民の立場で考え、ともに歩む姿勢で市民の総意を反映した行政を進めていくと述べておられます。政策実現のために、本市の抱えている財政構造の健全化対策が緊急の課題であり、そのためには中長期経営計画を早急に立案し、「発想は大胆に、計画は綿密に」の考えのもとに、この難局を乗り切っていく覚悟であり、市長としての職責を果たすために誠実と行動力を発揮し、市民のために誠心誠意努力していくと強く決意しているところでありますと述べておられます。さて、就任5カ月がたちました。糸満市のかじ取り役として、市長として公私ともに激務の毎日と推察しておりますが、解決すべき課題山積の中、就任あいさつで述べられた行政運営や課題解決に向けた決意を振り返っていただきまして、現在までの市政運営に対する市長のお気持ちをお聞かせいただきたいと思います。 そこで市長にお伺いします。件名1、市長の市政運営について。小項目1、市長就任5カ月を振り返って現在の心境、お気持ちをお聞かせいただきたいと思います。 次に、本定例会に三役人事についての議案が提出されております。本議案につきましては、去る7月26日の臨時会に提案された議案と同じ内容であります。さきの臨時会において、本員も否決に回った一人でありますが、その理由につきましては去る9月定例会の一般質問の中でるる述べたとおりでありますので、ここでは割愛させていただきます。議員に対する議案説明会等、全体会議をもって説明会を行うなど、早速改善されておりますことについては評価したいと思います。議員も当局もその存在する意義は「市民のため」、この一つであります。本員は、常々市民のための議員であり、市政の発展と市民福祉の向上のためには市政運営に対し協力することは当然のことと申し上げております。西平市長は、これからの4年間、この糸満市のかじ取りを市民に任されているわけでありますが、この厳しいとき市政の停滞はいっときも許されない大切な時期であります。市長就任以来、三役不在という現状は普通の状態ではないことは十分本員も認識しております。市長への負担、一般職と特別職の違いで生ずる諸問題、教育行政を行う上での現状、庁内におけるもろもろの問題、対外的な問題、山積する課題に対し対応できないなど、去る12月9日の提案理由説明後の質疑においても8名の議員の質疑に対して一部お答えしておりますが、外郭団体の問題なども含めて具体的にお答えいただきたいと思います。 そこでお伺いします。小項目2、特別職(三役)不在が市政運営に影響を与えている問題がありましたら、外郭団体も含めて具体的にお聞かせください。当局の誠意ある御答弁をお願いします。 以上で本席からの質問を終わり、自席から再質問を行います。 ◎市長(西平賀雄君) 奥田末吉議員の一般質問にお答えいたします。 件名1、市長の市政運営について。小項目1、市長就任5カ月を振り返って現在の心境をお聞かせくださいということについてお答えいたします。 私は、7月6日の市長就任以来、南部病院問題、それからダイエー跡利用問題等、山積する行政課題が余りにも多すぎて、毎日業務に忙殺された5カ月でありました。毎日出てくる行政課題の状態は、現在も変わっておりません。しかし、本市の発展のため精力的に、そして前向きに課題に取り組む気概を堅持し、進めております。しかしながら三役不在のため、行政運営に支障があるのが実情であります。今後とも議員皆様の御協力をいただきまして、ともに糸満市の発展に頑張っていこうという決意を新たにしているところでございます。 次に、小項目2、特別職(三役)不在が市政運営に影響を与えている問題がありましたら、外郭団体も含めて具体的にお聞かせくださいということに対しまして、お答えいたします。 助役、または収入役で構成される11市や南部市町村会のそれぞれの会議には、政策調整監並びに出納室長が代理出席をしていますが、正式メンバーではないので、積極的な発言ができない状況にあります。また、市長に案内のある会合に、政策調整監や出納室長がたびたび代理出席をいたしますが、特別職としての権限がないため、市民等からの要望に迅速に対応することができない状況にあります。そのほか、三役の出席を求められる会議、行事等への出席について一般職である部長相当職の肩書きで出席することから、糸満市の代表者として相手に与える印象が非常に弱くなることが考えられ、十分な成果が期待できないことが予想されます。今後、国、県等への各種要請においても、特別職である三役と一般職ではその重みから対応の仕方が違ってくることが予想され、事業の導入等にも影響を及ぼしかねないと考えております。 内部事務面では、重要な案件の決定についても部長決裁後、直接市長決裁となるため、最終決裁権者である市長の負担が増大しております。そのほか、助役が行うべき各種委員会の運営や文書決裁、支出関係の決裁等、各部長が代決しており、各部長の負担が大きくなっております。 外郭団体では、土地開発公社や公共施設管理センターなどにおいても理事長が市の助役であるのと、一般職であるのとでは相手に与える印象が違ってくることが予想され、対外的な交渉、例えば、今後マリノベーション地区に予定している大型ホテルの誘致などのトップセールスの成否にも関係してまいります。教育委員会においては、現在、教育長も不在のため、各種委員会、審議会等の委員への委嘱状の交付や、あるいは大会等での表彰状の授与に際して、発令権者等の氏名が教育長ではなく、教育長職務代行者となるため、交付または授与される方にとっては重みがないと受けとめられています。また現在、平成17年度の教員人事について、市町村教育長のヒアリングが行われているところでありますが、教育長職務代行者では発言力が弱く、教員人事への影響も懸念されます。 以上のことから議会に対して、三役体制等の早急な整備をお願いいたしたいと考えております。以上でございます。 ○副議長(金城勉君) 休憩いたします。(休憩宣告午後2時15分)(再開宣告午後2時16分) ○副議長(金城勉君) 再開いたします。 ◎市長(西平賀雄君) 大変失礼いたしました。冒頭で、奥田「すえきち」というふうに申し上げたようでございます。「すえよし」の間違いでございます。大変申しわけございませんでした。 ◆3番(奥田末吉君) 最初の質問で、就任して5カ月大変激務ということを本当十分わかりますけれども、行政内部においてどういう…、一つずつ話では聞いても、やはり一つずつ担当している方から聞かないとやはり。その方がいいと思って質問いたしているんですけれども、まず市長が体力的にはどうでしょうか。この点について。もう大変な激務ということはわかります。支障を来しているということからくる、市長として本当に就任あいさつで決意もされてから本当5カ月ですが、これを振り返った形で。これはもう体力と気持ちまで、もう少しお答えいただけましたらと思います。 ◎市長(西平賀雄君) お答えいたします。 体力の件についても御心配されておりまして、大変ありがたく思っております。私は、去る選挙で、その前体調を崩しておりまして、出馬に当たって非常に考えましたけれども、決意して臨みました。確かに、現在も週1回治療はやっております。本来ですと、もうちょっと早目に、もうちょっと多く治療すればもっと回復は早いと思うんですけれども、正直申し上げまして、右目の周辺はまだ十分ではなくて、そのリハビリはやっております。しかし、今、糸満市の状況は非常に厳しい状況ですので、気力でもって頑張る以外はないということで、体力はもともとスポーツはよくやっておりましたので、それ以外は特に問題はないというふうに思っております。気力で頑張っていきたいというふうに思っております。 ◆3番(奥田末吉君) 本当に決意されて就任されて御苦労はわかります。これから課題解決に向けて、先ほどおっしゃったように本当に今糸満市のこの4年間は一番大事なときだと思います。そこで、助役・収入役については地方自治法を根拠に。そして、教育長については、地方教育行政の組織及び運営に関する法律に基づいて市長が提案されておりますけれども、先ほど、行政運営にこれこれの問題に支障を来しているというお話であります。教育委員会の会議等で、今は教育長代行ということで参加されておりますが、今教育委員でもないわけですよね。その場合は、意見等を述べられるわけですか。現状では、いかがでしょうか。 ○副議長(金城勉君) 休憩いたします。(休憩宣告午後2時20分)(再開宣告午後2時20分) ○副議長(金城勉君) 再開いたします。 ◎教育委員会総務部長(大城勇君) 再質問にお答えします。 正式な教育委員ではありませんので、総務部長は参考までに意見を求められる場合にはその意見を言うことはありますが、正式な発言権はございません。 ◆3番(奥田末吉君) もう一つ、教育長としてお伺いします。 やはりいろんな行事を行政が教育委員会にどれだけ入り込めるかというのは、いろんな問題がもろもろあると思いますけれども、やはり教育委員会としていろんな行事、大会、その他主催しておられます。実際、今まで代行ということで辞令等、それから表彰等されておられると思うんですけれども、これについてはやはり受けられた人たちから何かありますでしょうか。 ○副議長(金城勉君) 休憩いたします。(休憩宣告午後2時21分)(再開宣告午後2時22分) ○副議長(金城勉君) 再開いたします。 ◎市長(西平賀雄君) それでは、奥田議員の再質問に対しましてお答えいたします。 教育長代行者がいろんな会合に参加して、市民の方からいろいろと要望があるかということだというふうに受けとめておりますけれども、実際に私が聞いた中におきましても、例えば、ある老人ホームの中におきまして、市長表彰。これはお年寄り激励のための図画・作文・標語コンクールでございましたけれども、その中で市長賞、議長賞、教育長賞というのが設けられておりましたけれども、その席上市長、議長は当然おりますので賞状を上げることができましたけれども、教育長の賞状につきましては当然にして職務代行者が上げたわけなんですけれども、その賞状の中で教育長ということではなくて、教育長職務代行者何々ということを申し上げて賞状が与えられました。これについては私も非常に気になりましたけれども、案の定その後の懇親会の席上で、これは好ましくないのではないかと。といいますのは、この子にとって一生に一度しかもらえないかもしれないそういう賞状に「代行者」というのは好ましくないと。早急に教育長を決めてほしいという要望もございました。 ◆3番(奥田末吉君) 今、お聞きしましたのは、先ほどの御答弁で、やはり代行では重みがないと受け取られているとお答えされましたので、それで確認のためにお聞きしますが、実際にそういう事例がやはり出ているということで理解してよろしいですか。わかりました。 現在、代行の方は教育委員会総務部長が兼務しておられますが、業務的にはどうですか、お願いします。 ◎教育委員会総務部長(大城勇君) 再質問にお答えします。 現在、教育委員会、それだけの事案、学校16校、そして幼稚園10校を抱えておりまして、毎日のごとく決裁、主に会計の支出伝票の決済がございますが、この業務の傍ら、さらには教育長代行ということでいろいろな会議、あるいは行事等に参加します関係で、重要な案件が出た場合に時間を割いて、十分に審議するいとまがないというようなことがありまして、現在、この事務量の忙殺に追われて、さらに教育長代行としてのこういった会議・行事等があるものですから、職員と十分に時間を割いていろいろ検討するという時間的な余裕がない実情であります。 ◆3番(奥田末吉君) 本当に総務部長の仕事をしながら教育長代行というのは大変だろうと思います。本当に御苦労さまと思います。そこで、もう一つお伺いしたいんですが、今、平成17年度の教員異動、4月1日に向けてだと思いますけれども、この件につきましては島尻教育事務所、また各市町村の教育長集まってお話会があると思うんですが、もうこれは実際に参加されておられますか。どうぞ。 ◎教育委員会総務部長(大城勇君) お答えします。 既に、各教職員の皆さん方からは、事務所の方には人事異動の希望調査はいっておりまして、その前段としての教育長のヒアリングがあるわけですが、それが12月6日に行われております。そういうことで一応出された、その前に学校現場との、校長との事前のヒアリングを持ちまして、そのことについてもお願いは一応しております。 ◆3番(奥田末吉君) もっといろいろあると思うんですけれども、教育長不在ということで、これにつきまして今お聞きしたところ、大変御苦労さまというところしかないんですが、頑張っていただきたいと思います。 それから次に移りますが、やはり助役となりますと市のナンバー2であります。やはりその特別職であるかないかで受け方というのは、先ほどの説明でも部内の決裁の問題、要請の問題、地域への参加もありますけれども、やはり助役として、これも先ほど教育長職務代行者と同じ質問ですが、やはりこういう肩身の狭い思いをされているのかどうか、お願いします。 ○副議長(金城勉君) 休憩いたします。(休憩宣告午後2時28分)(再開宣告午後2時29分) ○副議長(金城勉君) 再開いたします。 ◎政策調整監(大城弘明君) お答えいたします。 御質問の趣旨は、政策調整監として助役の代理業務をする場合に、その心境がどうであるかだというふうに認識をしておりますけれども、例えば、県の11市の助役会議であるとか、それからそのほか助役にかかわる会議がございます。その場合に、政策調整監として代理出席をさせていただいておりますというお断りはして、協議に参加をさせていただいておりますので、大変小さくなるような気持ちが多々ございます。それから内部にありましては、市長のかわりに、ある一事例を申し上げますけれども。要請がまいりまして、確実に平成17年度予算でのせて執行部はやろうということで三役というんですか、市長と政策調整監と出納室長、その他関係課長含めまして平成17年度予算で、ある事業を取り組んでいこうと。この事業に対する要請が参ったときに、市長のかわりに平成17年度予算で計上してまいりますと約束をしましたけれども、後日市長に「政策調整監はそういうふうな答えをしているが、本当に大丈夫か」というふうなこともあったようでございまして、それを聞いたときには、やはり力不足で、一般職で先方に対しまして、まだまだ十分なる御理解が、安心して回答を得たという意味のことができていないんだなというふうにつくづく思ったところでございます。 それから、政策調整監としてのあいさつ回りのときに県に行きましたけれども、「やはり一般職ですよね」という念を押していましたので、「そのとおりでございます」ということで、自分としては小さい思いをしているというのが現状でございます。 ◆3番(奥田末吉君) 実際に、11市の助役会とか、いろんな場で御苦労されていること、現実にお答えいただきました。これ以外に部内で、例えば市長の前にワンクッション置いて、助役の方でチェックをして、確認をして、その段階についてはいかがですか。各部長あたりで上がってきたものそのままで、助役がいないということでその間の、部内の手続上の問題での。多分、市長に直接上がってくると思いますが、こういう場合は今まで、この5カ月で何かありましたでしょうか。問題がありましたら。 ◎市長(西平賀雄君) 再質問にお答えいたします。 実際、内部業務の中におきましても、今、政策調整監というのは助役としての代行ではなくて、あくまでも政策調整監としての一部の特命事項しか与えられておりませんので、助役の代決というのは基本的に各部長で行っております。それで、政策調整監に与えられている一部の特命事項、これにつきましても各担当が十分掌握をしていないがために、政策調整監を抜きに直接私の方に上がってくるのもございます。そういうときは、私の方で逐一戻しながら政策調整監の決裁を受けた上でさらに回してくるということもやっておりますけれども、一例としまして、政策調整監が見ないがために、直接市長に上がってきた部長決済が済んだものがございましたけれども、非常に私は疑問を感じまして、政策調整監とそれから担当部長を呼んで協議しましたら、やはりこれはおかしいと。これを決裁してそのまま通した場合は、今後、恒常的に一定の額の支出が出ていくということがありまして、これは認めないという方法をとったこともございます。そういうこともございますので、それぞれのポジションがきちんとつくられて、そこで決裁をしていくことによってミスが十分防げるということもございますので、そういう意味におきましても三役はきちんと早目に決めた方が私はいいというふうに考えております。 ◆3番(奥田末吉君) それぞれいろいろな問題を抱えながらやってこられているんですけれども、7月26日の臨時会に提出されました。あれから4カ月余になります。ということで、もろもろの問題につきましては、私どももいろんな問題が生じているということで、この間は「弊害」という言葉を、たしか質疑の中ではあったと思うんですが、それぞれ市政の運営にはもう「支障を来している」という言葉が適当ではないかと思うんですけれども、ただ、前回と同じ、そのまま今度は市長は提出されています。これについて、もう一度市長の決意を。あれから周りからもいろいろお話があったと思いますし、私どもにもあります。市民の皆さんからもありますし、ある人たちは「もうこれから市長が4年間やるんだからやらしたらどうか」という意見もあります。しかし、「今の現状でやっていけるならいいんじゃないか」という意見もある。これまた、今後20日に解決ですので、私たちにも、それなりの議員としての責任もありますので、さっきの件につきまして一言市長からお聞きしたいんですけれども。 ◎市長(西平賀雄君) お答えいたします。 今の状況で進めていってもどうかというふうな声もあるということでございますけれども、これまで説明申し上げましたとおりやはりいろんな問題が出ておりますので、やはりそれはきちんとした形で体制を整えてやった方が市民のためにも私はよろしいかと思いますし、市の発展にもつながるというふうに思っております。 今回、引き続き前回同様、同じ方々で提案をさせていただきましたけれども、やはり確かに前回否決に回られた議員の先生方からもいろいろとお話を伺いました。それにつきましては、持ち帰って3名にそれぞれ確認をいたしましたけれども、私としては、特に問題はないということを判断しております。と同時に3名につきましては、過去私も行政にいるときに、ほぼ同じ時期に採用されて、三十何年も一緒にやってきたメンバーでありますので、気心も十分知っております。お互いが結束して力を出してやっていけば、大きく市の発展につながるというふうに思っておりまして、今回、再度提案ということにしておりますので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。 ◆3番(奥田末吉君) 二つの質問に、この5カ月を振り返っての市長の考え、心境をお聞きしました。それから、現在この状況の中で今いろんな問題が起きていたらということでお聞きしました。ということで先ほどから、いつも私は述べておりますけれども、私どもにもそれなりの、やはり議員は議員として、これは市民のためという形の考え方も含めまして。先ほども述べましたけれども、今各部長にも相当しわ寄せはいっていると思いますけれども、しかし頑張っていただくしかないと、またお願いしたいという気持ちもいっぱいです。今、最後に市長がこの3名を信じて提案されたということでありますので、議会最終日20日だと思いますが、いろいろきょうのお話をお聞きしながら参考にして、市の現状もわかりながら、しかし目的は糸満市、今大変なときですので、これを乗り切るためにはというものも含めてですね。気持ちがあったから私は質疑の中でこう聞くのは簡単でしょうけれども、一般質問の中で取り上げてやったのは、議員もみんな含めて、各部長もこれの中ではっきりと言っていただきたかったから私は一般質問に取り上げておりますけれども。この糸満市、糸満市だけじゃないです。ほかの市町村も一生懸命でしょうし、その中で糸満市だけ沈んでしまったら困りますので、ぜひ頑張っていただきたいという気持ちも込めての意見でありますが、いろいろな問題等について答弁いただきました。またこれからの参考にしていきたいと思います。これで私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○副議長(金城勉君) 休憩いたします。(休憩宣告午後2時40分)(再開宣告午後3時01分) ○議長(大城正行君) 再開いたします。 ◆6番(徳元敏之君) こんにちは。2004年の世相を象徴する今年の漢字に「災」が決まりました。新潟県中越地震や相次いで列島に上陸した台風、夏の猛暑など、記録的な天災と、イラク問題、幼児虐待、子供の殺人事件など、人災が多発したことを反映したと思われます。来年は、災いが転じて「和」を招くように、糸満市民が和む年になりますよう頑張ってまいりましょう。 その件に関連いたしまして、新潟県中越地震の被災者の力になろうと我が糸満市立学校給食センターから試供品の食器954点を提供し、また同センターからの働きかけで宜野湾市学校給食センターからも500点の食器、合計約1,500点の食器が現地のボランティア団体に届けられたと12月10日付の新聞に報道されておりました。今回の震災で食器は破損、または家屋倒壊などで持ち出せない状況で使い捨ての食器が使用され、そのために使い捨て品のごみが山積し、処理が追いつかない状況だというので現地の住民は大変喜んだことだと思います。市民の一人として、今回の活動は非常に喜ばしいことであり、今後ともあらゆる方面で活躍してもらいたいと思います。 それでは、通告表に従いまして質問いたします。件名1、選挙公約について。 西平市長は、市長選挙において数々の公約を掲げ、当選されました。今回は、その中の一つのプロ野球キャンプ誘致についてお伺いします。(1)プロ野球キャンプ誘致については、市長就任以来5カ月を経過したが、プロ野球キャンプ誘致に向けて積極的に行動したか。(2)新球団東北楽天ゴールデンイーグルスの久米島キャンプについての市長の認識はどうなっているのか。(3)雨天練習場の整備について、進捗状況はどうなっているのか。(4)宿泊施設についての市長の見解はどうか。(5)今後の課題は。以上、お伺いします。 次に、観光の振興についてお伺いします。公約の中で、観光の振興を掲げておりますが、具体的にどのような振興策を考えているのかお伺いします。 次に、商業地域の活性化についてお伺いします。旧ダイエー店舗買い上げについてその後の進捗状況はどうなっているのか、お伺いします。 件名2、道路行政についてお伺いします。 「日本一交通安全な県」をキャッチフレーズに毎年交通安全週間を設け、日夜努力している警察各位、交通安全協会関係者の皆様には敬意を表するものであります。しかしながら我が沖縄県では、死亡事故に占める飲酒絡みの事故の割合は10年連続で全国ワーストワンであり、非常に残念でなりません。糸満署管内においては、現在まで事故件数314件、死亡事故も5件発生し、尊い命が失われており、残念でたまりません。毎年、新年度になると、各地の学校のPTA関係者が交通安全のために街頭に立ち、子供たちに交通ルールを守ることを教えながら地域の安全のために頑張っており力強く思っていますが、西崎小学校の周辺道路においては、最近横断歩道の白線を新しく標示し直ししておりますが、西崎団地側から西崎小学校の裏門への横断歩道の標示は消えており、交通安全対策をやろうと思っても指導もできず、また消えた横断歩道で手を上げて渡っている子供たちも多数おり、教育上も好ましくなく、何より重大な事故が起こってから対策しても意味がありませんので、1日も早く対策してもらいたいが、どうなっているのかお伺いいたします。以上、本席での質問を終わり、後は内容によって再質問するかどうか決めます。以上です。 ◎市長(西平賀雄君) 徳元敏之議員の一般質問にお答えいたします。 件名1、選挙公約について。小項目1、進捗状況はどうなっているかについてお答えいたします。 大型空き店舗対策は、商店街の活性化にとっても、まちづくりにとっても極めて重大な問題であります。このような観点から、今般、マニフェストで旧ダイエー店舗を買い上げ、産業と文化空間の創出を掲げ、具体策として市民活用施設への転用等による跡利用を考えているところであります。この間、訴訟問題の絡みで話し合いが持てない状況が続いておりました。しかしながら市の顧問弁護士を通じて、相手方ダイエーに市の意向を伝えるとともに、西崎ショッパーズ関係者等との話し合いや今後の取り組みに向けた情報収集等を行ってまいりました。今後は、これらの情報をもとに市職員による大型空き店舗活用事業専門部会、作業部会を年内に開催するとともに、年明けには民間の方々で組織する検討委員会を立ち上げ、施設の買い取りや整備、運営等により、具体的な取り組みを推し進めたいと考えております。 そのほかの件につきましては、各担当部長の方に答弁させていただきます。 ◎農水産商工部長(山城茂範君) 徳元敏之議員の件名1、選挙公約について。1点目のプロ野球キャンプ誘致についてお答えいたします。 誘致活動につきましては、10月に沖縄観光コンベンションビューローの誘致支援部長に糸満市の意向を説明し、支援要請を行っております。11月に県リゾート局誘致監を訪問、また同じく11月に沖縄観光コンベンションビューローの誘致支援部長を訪問し、同様に糸満市の状況を説明して、支援をお願いしております。 2点目に、新球団東北楽天ゴールデンイーグルスの久米島キャンプについて市長の認識はについてお答えいたします。東北楽天ゴールデンイーグルスの要望である雨天練習場が整備されていることと、球場の新築、改修工事等や諸条件をクリアしたことがキャンプ誘致につながったと思っております。 3点目に、雨天練習場の整備について進捗状況はについてお答えします。雨天練習場の整備は、キャンプの誘致に必要不可欠であり、現在他市町村の資料収集などをしているところであります。 4点目に、宿泊施設についての市長の見解はについてお答えいたします。糸満市内に選手やキャンプ関係者に提供する宿泊施設が整備されれば、経済効果はより高まるものと考えます。なお、ふれあいビーチの背後地にはホテル用地が確保されております。 5点目に、今後の課題はについてお答えいたします。課題としましては、雨天練習場の整備や既存施設の補修及び経済波及効果の大きい宿泊施設の整備が課題であると認識しております。 続きまして、観光の振興について、具体的にどのように振興策を考えているかについてお答えいたします。多様化する観光ニーズに対応する観点から、県や糸満市観光協会との連携により、誘客運動を積極的に進めてまいります。また、宿泊施設の誘致・整備、観光農園を拠点とした農業と観光の複合化の展開、ふれあい漁港漁村整備事業の推進、観光ボランティアガイドの育成、ハーレー体験やパヤオ等の体験漁業を取り入れ、海を生かした観光などを促進いたします。 ◎市民部長(金城誠栄君) 徳元敏之議員の御質問、件名2、道路行政について。小項目1、西崎地域内の交通安全対策についてお答えいたします。 西崎小学校体育館近くの裏門側の市道の横断歩道整備についてでありますが、早速12月8日に現地を調査しましたところ、徳元議員の御指摘のとおり横断歩道の白線が消えておりました。横断歩道の整備については、沖縄県公安委員会が所管となっておりますが、糸満警察署を通じての要請となりますので、糸満警察署に問い合わせをしたところ、早速調査して対応していきたいというふうな返事を口頭でもらっております。 ◆6番(徳元敏之君) 西崎小学校のこの横断歩道の白線の標示なんですが、もうこれ2年前からずっと言い続けているんですよ。今回、それでも引いていなくて。周りは、今この白線を引いて、西崎地域はほとんど今引いているんですよ。この肝心の西崎小学校に行く、この団地からですよ。人は3丁目の人も通るし、人が相当通るんですよね。新年度になったときに、この交通安全を指導するときに、「横断歩道は、右見て左見て、手を上げて渡りましょう」と言ったときに、白線のないところを渡っているんですよ。ですから、その辺のことがありますので、1日も早い整備を望みますが、市長どうですか。 ○議長(大城正行君) 休憩いたします。(休憩宣告午後3時14分)(再開宣告午後3時14分) ○議長(大城正行君) 再開いたします。 ◎市長(西平賀雄君) お答えいたします。 子供たちの安全面については十分気をつけないといけません。事が起こってからでは済みませんので。先ほど、担当部長の方から警察の方へは要請してあるということでしたけれども、私の方からも再度糸満警察署の方にお願いをしていきたいと思っております。 ◆6番(徳元敏之君) ぜひお願いいたします。 続きまして、観光の振興についてお伺いします。具体的にいろいろ挙げていたんですが、まず観光農園。今、パークゴルフですか、パークゴルフですよね。これが相当やる人がふえて、大変活性化しているんですよね。地元の人も多く利用しているんですが、糸満市内で一番多く利用している地域はどこですか。 ○議長(大城正行君) 休憩いたします。(休憩宣告午後3時16分)(再開宣告午後3時17分) ○議長(大城正行君) 再開いたします。 ◎農水産商工部長(山城茂範君) お答えいたします。 今、統計がとられていないようで、どこが一番多いか把握しておりません。 ○議長(大城正行君) 休憩いたします。(休憩宣告午後3時18分)(再開宣告午後3時19分) ○議長(大城正行君) 再開いたします。 ◎農水産商工部長(山城茂範君) お答えいたします。 どこの地域がよく使っているか等の統計がとられておりませんので、掌握しておりません。 ◆6番(徳元敏之君) 大体、部長もわかっていると思うんですが、地域住民、この周辺の方が一番利用しているんですよね。何でそういうことを言ったかというと、これは観光農園は、こっちを拠点にして観光の振興をしていると言っているので、もっと市民にわからせる意味があるんじゃないかということなんですよ。ということは、地域住民しか、もう余り使っていないということは、一応活性化とは言っているんだけれども、まだまだ足りないと思うんですよ。その辺の努力はどうします。 ◎農水産商工部長(山城茂範君) 広報いとまん等に掲載しながら、いろいろピーアールに努めているところであります。 ◆6番(徳元敏之君) 市長は、常々言っていますよね。「民間の経営感覚を導入する」と。ただ、これは広報に載ってやっているだけで、何も民間の感覚はないんじゃない。もっと全庁挙げてこの観光農園事業を推進すると言っているんですよ。ということは、みんな職員は協力してやらないといけないんですよ。ただこの広報にだけ載せて、やった。それでは全然いけないと思いますよ。NAHAマラソンのときに本当はピーアールするべきですよ、奥武山へ行って。こういうパークゴルフもあるんだよということを、糸満市に来てくださいと。そういう決意はないんですか。 ◎市長(西平賀雄君) お答えいたします。 今、担当部長の方からは広報に載せてピーアールをするということを申し上げてはおりますけれども、観光農園のパンフレットの中にもパークゴルフの写真等も入れておりますし、あらゆる機会を通してワインも販売しながらそのピーアールもやっております。それから、いろんな会合においても観光農園を本当に成功させないといけませんので、ぜひそこに足を運んでいただくためにも、パークゴルフ場ができ上がって今非常に人気が出てきておりますと、使ってくださいということを私は申し上げております。 それと、担当参事監の方には、このパークゴルフが興ったのが北海道というふうに私は聞いておりますけれども、北海道の方に担当参事監が別のミニバレーで出張の際に、ぜひ先方の方とも調整して、できたら沖縄で全国のパークゴルフ大会もできるように。また、ぜひ観光農園にも来ていただくようにピーアールしてほしいということも言っております。当然、多くの市民にこれを活用していただくのが一番いいわけですので、今後、積極的にそのピーアールをしていきたいと思っております。 NAHAマラソンの中でもやるべきではなかったかというふうな御指摘もございましたけれども、今回のNAHAマラソンの際に、私は初めて南部の市町村長として開会、スタートですか、に参加させていただきまして、そのときに摩文仁の中継地点でぜひ糸満市長にインタビューをしたいということだったものですから、その足で摩文仁に引き返しましてインタビューをする機会がございました。私は一番に、このNAHAマラソンの42.195キロメートルのうちの13キロメートル、一番長い区間が糸満市であるということで、ちょうど入ってくる最初が観光農園ですので、ぜひそのピーアールをしていこうというふうに思っていた矢先に、事前打ち合わせなしにいきなりインタビューされたものですから、1分足らずのわずかの時間ということで、そこまでピーアールはできませんでしたけれども、気持ちの中では本当はそれをやるつもりでありました。 ◆6番(徳元敏之君) 本当に糸満市をピーアールするためには、お金がない中知恵を絞って、汗をかきながら本当にピーアールしないといけないんですよ。私もNAHAマラソンに何回も出ていますし、そのときにはキャッチフレーズをやって糸満市の現状を訴えたりもしているんですよ。ですから、そういうふうにまず市長が先頭に立って、この観光農園に来てください。そして利用してくださいという姿勢を持ってやるべきだと思うんですよ。このNAHAマラソンのときに、確かに今回は私の去年の質問の中で観光農園をピーアールしながら応援してほしいということで、本当に観光農園の皆さんは応援をしてくれました。もうありがたいことです。ぜひそういうふうにやっていくように心がけてくださいよ。もう一度決意。 ◎市長(西平賀雄君) 再度、お答えいたします。 私が、先ほど申し上げたのは、全県に流れるマスコミを利用して観光農園と、それから先ほどおっしゃっておりましたワイン、パークゴルフ場の宣伝をするつもりでありましたけれども、時間的なあれでできなかったと。ただ、入り口では観光農園の職員の皆さんは、社長を始め、私も当然インタビューからそこに行きまして、約15分ないし20分ぐらいは一緒になって選手を迎えながら観光農園をピーアールしております。職員も一緒になって必死になっておりますので、これを成功させるために一丸となって取り組んでいく気持ちは変わらないと思っております。これからも積極的にやってまいります。 ◆6番(徳元敏之君) 民間は、このNAHAマラソンをボランティアで支援しながら、本当にあれはいいピーアールになっているんじゃないかなと思うんです。ひめゆりの塔を通りますと、本当に実費かどうかわからないんですが、そばを上げたり、黒砂糖はもちろん、サーターアンダギー、そういうふうに一生懸命努力しているんですよ。だから、もう本当にやる気があれば一生懸命やってほしいと思います。この辺は、本当に市長は部長に指示するだけじゃなくて、ちゃんと動かしてください。ちゃんと。そうしないと全然前に進まないですよ。ぜひよろしくお願いします。 次に移ります。プロ野球誘致の件なんですが、コンベンションビューローに10月、11月、2回支援をお願いしたと言っているが、そのときはどういう話の内容でしたか。 ◎農水産商工部長(山城茂範君) お答えいたします。 まず、訪問したときの話の内容ですけれども、野球キャンプに必要な施設の内容とか、あるいはそのほかの、先ほど申し上げました宿泊施設の問題とか、交通の利便性の問題とか、あるいは誘致する場合の、市民の盛り上がりとか、あるいは経済効果をより発揮できるような取り組みでありますとか、あるいはキャンプの時期でどういう問題が発生するか。あるいは地元とキャンプ関係者との意思のそごが生じないような取り組みのあり方でありますとか、もろもろのことを相談させていただきました。 ◆6番(徳元敏之君) プロ野球のペナントレースは、優勝が決まるのは何月ごろでしょうか。 ○議長(大城正行君) 休憩いたします。(休憩宣告午後3時29分)(再開宣告午後3時29分) ○議長(大城正行君) 再開いたします。 ◎農水産商工部長(山城茂範君) お答えいたします。 その年々の対戦成績によっても異なりますけれども、通常一般的に9月末から10月にかけて大体決まるというふうに理解しております。 ◆6番(徳元敏之君) そうですね。これは、キャンプ誘致する場合に非常に重要な問題なんですね。優勝しない監督は、この9月を待たないで首とかがあるんですよ。ということは、こちらの体制も7月ぐらいまでにもうやっておかないと要請しても意味がない。そういうことなんです。その辺のことを検討したことはありますか。 ○議長(大城正行君) 休憩いたします。(休憩宣告午後3時31分)(再開宣告午後3時31分) ○議長(大城正行君) 再開いたします。 ◎農水産商工部長(山城茂範君) お答えいたします。 議員のおっしゃるように、そのタイミング、あるいは時期というのは大切なことでありまして、今回おくれているのは確かでございます。 ◆6番(徳元敏之君) 市長、さきの9月の答弁で、精力的に動くと言っているんですよ。そして、商工会や関係団体、施設関係者からなるプロ野球誘致検討委員会を開催するということを言っているんですね。それをやりましたか。 ◎市長(西平賀雄君) まだやっておりません。 ◆6番(徳元敏之君) 公約をやる以上は、そういう面も含めてすぐ積極的に動くのが当たり前だと思うんです。今度の東北楽天ゴールデンイーグルスに関しても、もうそういう報道があってからしかやらないと。もう受け入れ側がちゃんとやらないと、これはもう本当に誘致できないんですよ。その辺の体制づくりはどうなっていますか。その受け入れする体制づくり。 ◎市長(西平賀雄君) お答えいたします。 プロ野球を誘致するに当たっては、やはり先ほどからも申し上げておりますように、雨天練習場がどうしても必要だというふうに認識しておりますので、雨天練習場をどうするか、その辺を十分早目に考えるようにということを担当者にも指示をしているわけです。ですから、今回、楽天については、現時点では雨天練習場はないんだけれども、私はぜひその現場を見てほしいという気持ちがあって連絡を取るようにということを指示したということでございます。 ◆6番(徳元敏之君) 市長の公約実現のためには、指示するだけでできるわけですよね。そうですよね。 ◎市長(西平賀雄君) 議員、どういうふうにお考えかわかりませんけれども、指示すべきものと、市長が直接動かないといけないものが確かにあります。私は先ほどから申し上げておりますように、物事は順序というのがあると思います。ですから、まず雨天練習場をどうするか、それを今真剣に考えていかないといけないということで、今、それを指示しているわけです。楽天については、今回急に出てきておりますし、雨天練習場がない中で誘致は非常に厳しいというのは思ってはおりましたけれども、しかしせめて現場でも見ていただいて、もしかしたら気持ちが変わっていただいて糸満市に来ていただけるというのであれば、そんなありがたいことはないということで、ぜひ連絡を取るようにということで指示をしたということでございます。 ◆6番(徳元敏之君) 指示して、そういうふうにやるのもいいです。さっきから雨天練習場、雨天練習場と言っているんですが、雨天練習場が一番プロ野球のキャンプ中に使われているんですか。 ◎市長(西平賀雄君) プロ野球を誘致するためには、どういうものが必要だということは徳元議員もよく知っていると思いますけれども、雨天練習場も一つの必要設備であるということを私は申し上げたいということでございます。 ◆6番(徳元敏之君) 本当に、雨天練習場はあくまでも雨が降ったときの一時的なものであって。絶対ですよ、これは糸満市の球場を含めて、陸上競技場、そして体育館、すばらしいんです。もう誘致するときにも全然恥ずかしくないんですよ。だからそういう意味においても、雨天練習場をつくらないといけないとは言っているんですが、あれを、屋根をかぶせるとか、それぐらいで十分賄えると思うんですよ。市長が考えている雨天練習場のイメージは、どういうふうに考えていますか。イメージです、どういう構想。 ◎市長(西平賀雄君) お答えいたします。 キャンプの時期というのは、やはり冬場になりますので、沖縄の場合は当然雨がありますし、横風も出てまいります。ですから屋根、壁があるところでないと、ちょっとふさわしくないだろうというふうに考えております。 ◆6番(徳元敏之君) 本当に雨天練習場、現存の施設、多目的広場がありますよね。例えば、この雨天練習場だけ考えて整備した場合に、プロ野球キャンプが行った後の活用はどう考えていますか。 ○議長(大城正行君) 休憩いたします。(休憩宣告午後3時37分)(再開宣告午後3時38分) ○議長(大城正行君) 再開いたします。 ◎市長(西平賀雄君) 細かい点をお聞きでございますので、部長の方に答弁させていただきます。 ◎農水産商工部長(山城茂範君) お答えいたします。 雨天練習場は、プロ野球キャンプ誘致という観点から見ますと野球の利用というものを想定しておりますけれども、あくまでも屋内の多目的運動場だというふうに整備しますので、キャンプ期間中以外はさまざまな運動に活用していくということであります。 ◆6番(徳元敏之君) そうです。雨天練習場だけの目的でつくったら、もう後の活用が全然ないと。ですからそういう面も含めて、市民が本当にキャンプだけのためにこの雨天練習場をつくるんじゃなくて、多目的広場、まさにそのとおりですよ。そのような方面で後々も使えるような整備をしていただきたいと思います。 このプロ野球誘致によって、相当な経済効果、そして糸満市のピーアールになると思うんですが、市長としては、今回、楽天イーグルスは久米島へ行ったんですが、後々、どういうふうにこのプロ野球を誘致していく考えがありますか。 ◎市長(西平賀雄君) お答えいたします。 プロ野球キャンプの誘致については、公約で挙げておりますので、やはりその誘致については積極的に引き続き動いていきたいというふうに思っております。 ◆6番(徳元敏之君) 積極的にいくと言っているんですが、今の段階では全然前に進んでいないような気がするんですけれども、全然動きは見えない。ただ10月、11月に行っただけ。このタイミングもわからない。そして、今現在この西崎地域は、冬場の野球場とか、どこが今使用しているんですか。
    ○議長(大城正行君) 休憩いたします。(休憩宣告午後3時41分)(再開宣告午後3時42分) ○議長(大城正行君) 再開いたします。 ◎農水産商工部長(山城茂範君) お答えいたします。 高校、大学、社会人のチームがキャンプで利用しております。 ◆6番(徳元敏之君) そうですね。今、大学、社会人がもう利用していますよ。この時期は、本当にあかない状況なんですよね、今。あるプロ野球選手が、この時期にもう2年ぐらい来ているんですよ。キャンプしたいと。そういうことがあるために、糸満市は対応が悪いと言われているんですが、その辺のことに対してはどういうふうに考えますか。 ◎市長(西平賀雄君) 今、議員の方から糸満市の対応が悪いということをおっしゃっておりましたけれども、過去はそうだったかもしれませんけれども、これから誘致に当たってはやはり懇切丁寧に当たっていくべきだというふうに思っております。 ◆6番(徳元敏之君) 例えば、これから先もキャンプ誘致に向けてもやるという以上は、地元出身のプロ野球選手もいます。糸満市にはプロ野球選手がいるんですよ。そういう方が来たときに、糸満市は「はい、どうぞ使ってください」というふうにやらないといけないと思います。事実、これを聞いて東風平町に行っているんですよ、今現在。これは、あれですよ。市長が就任した後もそういうことが起こっているんですよ。だからそういう意味で、どういうふうに今からやっていきますか。 ◎市長(西平賀雄君) お答えいたします。 今、議員がおっしゃる糸満市の方が糸満市でできなくて、東風平町に行っていらっしゃるということですけれども、状況がどうであったか掌握できませんけれども、たまたま別がそこを使っていて対応できなかったかもしれませんし、いろいろなことがあったと思いますので、できるだけそういうふうに使う場合は事前に調整をして、できるだけそういうふうなプロ野球選手であれば、やはり青少年に与える影響というのも非常に大きいものがありますので、その辺も配慮できるような。先ほども申し上げましたけれども、懇切丁寧に当たっていくべきだというふうに私は思っております。 ◆6番(徳元敏之君) そうですね。例えば、本当にアマチュアを呼んで子供たちを教えた場合に、そんなには感動しないんですよ。しかし、プロ野球選手が来て、子供たちに教えたといったらこの子供はずっと頭の中に残って、この子供は将来に向かってプロ野球選手になるんだという、そういう気持ちが生まれてくるんですよ。ですからそういう意味では、本当にこのプロ野球を誘致するということは、本当に健全育成の面からもすばらしいことです。絶対にこれはもう誘致すべきだと思うんですが、この件に関して…、とにかく市長、このプロ野球を誘致することによってどういう効果を生み出すか、どういうふうに考えていますか。どういうふうな効果があるか。 ◎市長(西平賀雄君) お答えいたします。 まず、先ほども申し上げましたけれども、青少年に夢と大きな希望を与えるということも一つだと思いますし、市の経済効果にも大きくつながっていくというふうに考えております。 ◆6番(徳元敏之君) 市長の気持ちはわかりました。じゃあ指示を受けた部長含めて、この職員は電話で要請しているんですけれども、その辺に関しては動きはこれからどうするんですか。 ○議長(大城正行君) 休憩いたします。(休憩宣告午後3時47分)(再開宣告午後3時48分) ○議長(大城正行君) 再開いたします。 本日の会議時間は、議事の都合により、あらかじめこれを延長いたします。 休憩いたします。(休憩宣告午後3時48分)(再開宣告午後3時48分) ○議長(大城正行君) 再開いたします。 ◎農水産商工部長(山城茂範君) お答えいたします。 市長の指示をもう一度しっかり整理しまして、担当部課一丸となって体制を整えて、今後取り組んでまいります。 ◆6番(徳元敏之君) 今まで、ただ電話してやっただけ。それだけですか。 ◎農水産商工部長(山城茂範君) お答えいたします。 今後、人脈も築きながらきちんとしたルートをまた勉強しながら、検討委員会等とも相談しながら一生懸命に取り組んでまいります。 ◆6番(徳元敏之君) 検討委員会の話を聞くのもいいんですけれども、プロ野球選手もいるんですよね。だからそういう方々とも会って、どういうルートで、このプロ野球誘致に関しては行ったらいいのかとか、もう本当にそういうルートも探しながらやらないといけないと思うんですよ。そういう意味からしても、まだ動きが足りないと思うんですけれども。まず、検討委員会はいつやるんですか。いつ開催するんですか。 ○議長(大城正行君) 休憩いたします。(休憩宣告午後3時50分)(再開宣告午後3時50分) ○議長(大城正行君) 再開いたします。 ◎農水産商工部長(山城茂範君) お答えいたします。 可能な限り、早目に開催できるよう頑張ります。 ◆6番(徳元敏之君) もう「早目」ということですから、いつかはわからないんですよね。だから「早目」というのは、いつですか。 ○議長(大城正行君) 休憩いたします。(休憩宣告午後3時51分)(再開宣告午後3時52分) ○議長(大城正行君) 再開いたします。 ◎農水産商工部長(山城茂範君) お答えいたします。 検討委員会、過去に開催されておりますけれども、そのメンバー等きちんと整理をして、再度体制を固めて可能な限り早目に開催いたします。 ◆6番(徳元敏之君) 今、プロ野球はもう海外には行かないんですよ。本当に今沖縄をねらっているんです。沖縄でやりたいという球団は実際にあるんですよ。大チャンスなんですよ、公約に掲げている以上は。また、これをやってほしいし。しかしながら、この市長が言っているこの雨天練習場はなくても、もしかしたら来るんじゃないかという気持ちでやれって言っているのにやっていない。そうじゃないですか。 ◎農水産商工部長(山城茂範君) お答えいたします。 市長の指示をいま一度きちっと整理をして、取り組んでまいります。 ○議長(大城正行君) 休憩いたします。(休憩宣告午後3時54分)(再開宣告午後3時54分) ○議長(大城正行君) 再開いたします。 ◆6番(徳元敏之君) 市長の政策ですから、市長がやれって言ったらやらないといけないんですよね。庁議の中でそういう話は出ておりますか。プロ野球キャンプ誘致に関して。庁議の中で。 ◎市長(西平賀雄君) お答えいたします。 庁議の中でも、私は8月の人事異動直後、庁議の中でマニフェストも全部長に上げまして、それを積極的に推進するように指示を出してあります。 ◆6番(徳元敏之君) じゃあこの庁議の中では言われて、整理して取り組んでいくというんですが、これまで何カ月ですか。8月、9月、10月、11月。その中で、そういうキャンプ誘致に向けての話し合いは、この部署の中で話はやっておりますか。 ◎農水産商工部長(山城茂範君) お答えいたします。 部内会議でもその説明をして、みんな情報がありましたら提供いただけるように呼びかけたり、あるいは担当課長とも話し合いはおいおい持っております。 ◆6番(徳元敏之君) 8、9、10、11、12月のこの間に、新しい情報は入りましたか。 ◎農水産商工部長(山城茂範君) お答えいたします。 情報交換という形ですから特別にこの情報とかというもので整理はしておりませんけれども、部内会議等で意見交換という形でやっております。 ◆6番(徳元敏之君) 意見交換はやっていると。今、本当に言っているんですよね、「プロ野球を誘致する」って。雨天練習場がないと、今はできないと言っていることなんですが、3年とあとちょっとの期間内に市長はこれを手がけて、その間にしかやらないということなんですか。 ○議長(大城正行君) 休憩いたします。(休憩宣告午後3時58分)(再開宣告午後3時59分) ○議長(大城正行君) 再開いたします。 ◎市長(西平賀雄君) お答えいたします。 きのうの上原議員の質問のときもお答えいたしましたけれども、プロ野球の誘致につきましては、私は任期中に実現をするように取り組んでいきたいというふうに申し上げております。ですから任期中にやるわけですけれども、しかし、積極的に事は当たっていくということで今考えております。 ◆6番(徳元敏之君) そうですよね、任期中にやるんですよね。それも積極的にやると言っているんですよ、市長は。我々はもうこの公約を見て、もう最高だな、これはバンナイ、プロ野球を呼んで、この糸満市をピーアールすべきだなと思って、もう本当にやってほしいんですよ。ほとんどの市民はそう思っていると思うんですよ。しかし、この部長の答弁とか聞いたら「早目にやる」、ただそれだけ。具体的に動いている様子は何もない。市長が指示して、このワクワクするまちづくりをするって言っているんだけれども、アリンクリン手を出して、バッタンバッタンしているような感じですよ、これは。その辺、市長、本当にこの担当部署に指示して動かすようにしてください。その辺どうですか。 ◎市長(西平賀雄君) 再度、お答えいたします。 先ほども申し上げましたとおり、庁議の中でマニフェストを指示して、積極的にこれを取り組むように指示はしてありますけれども、今御指摘のようにまだ十分ではないということでございます。もう一度喝を入れて、積極的に当たるようにしていきたいというふうに思っております。 ◆6番(徳元敏之君) 本当に喝を入れてやるという、やってください。プロ野球、いろんな球団がありますよね。今、話題になっている楽天もそうなんですが、マスメディア、そしてこのITを使っての相当な宣伝効果というのはすごいと思うんですよ。それについて、今回のこの楽天を久米島が誘致したことによって、どのような効果があると思われます。市長の見解をお願いいたします。 ○議長(大城正行君) 休憩いたします。(休憩宣告午後4時02分)(再開宣告午後4時02分) ○議長(大城正行君) 再開いたします。 ◎市長(西平賀雄君) 今回のプロ野球に関しましては、非常にメディア関係の企業がかなり積極的にアタックしているということをマスコミ、新聞紙上等でも、私自身も感じておりますし、全国の多くの方々もそれは感じとっていると思います。これからプロ野球についてもマスメディアを使ったピーアールというんですか、プロ野球のピーアールについてはかなり進んでいくんじゃないかなというふうに認識しております。 ◆6番(徳元敏之君) そうですね、本当に今回楽天が加入したことによって、新しい媒体、ITを使って全国津々浦々、100パーセントこの久米島がピーアールされるんですよ、新しいITを使って。今までは、テレビ、新聞でしかほとんどの人はわからない。しかし、このマスメディア関係の球団が入ったおかげで全国に送配信されるので、今回のこの楽天の久米島キャンプというのははかり知れないんですよ。 それで市長にお伺いいたします。これは、糸満市をワクワクさせるためにも、一番必要だと思うんですよ。これから先、この件に関しては任期内とは言わず、早目にということはないですか。 ◎市長(西平賀雄君) お答えいたします。 相手があることですから、幾らここが思っていてもなかなか早急にできるということはないですけれども、しかし、誘致する側としては、気持ちはやはりできるだけ早目に誘致するというその気持ちは常に持ちながらやっていくということには変わりはございません。確かに、私は任期中にということを申し上げてはおりますけれども、しかし気持ちの中ではできるだけ早く誘致することによって、それだけまちの活性化につながりますので、積極的に動くことは当然にやってまいります。 ◆6番(徳元敏之君) 糸満市のこの設備ですね。このキャンプに関しての設備はすごくいいと思います。プロ野球選手は、まずこのキャンプ地の、例えば野球場からほかの施設に行くときには、歩いて行くと思いますか。どのような交通手段を使うと思いますか。キャンプ地からキャンプ地。 ○議長(大城正行君) 休憩いたします。(休憩宣告午後4時06分)(再開宣告午後4時06分) ○議長(大城正行君) 再開いたします。 ◎市長(西平賀雄君) 徒歩で行ける範囲内でキャンプはやっているんじゃないかというふうに思っております。 ◆6番(徳元敏之君) 久米島はどういう状況ですか。 ◎市長(西平賀雄君) お答えいたします。 久米島の状況については、見ておりませんのでわかりません。 ○議長(大城正行君) 休憩いたします。(休憩宣告午後4時07分)(再開宣告午後4時07分) ○議長(大城正行君) 再開いたします。 ◎農水産商工部長(山城茂範君) お答えいたします。 久米島の雨天練習場は、新聞報道でよく取り上げられておりますホタルドームでありますけれども、ただ新しい球場が隣接して整備計画はありますけれども、まだ整備が完了しておりません。暫定的に仲里球場を改修して使うということで、そこへの移動は恐らく車になると思います。 ◆6番(徳元敏之君) そうですね。糸満市は、本当に徒歩でも行けるぐらいの距離にあるので、大変すぐれているんですよ。だから自信を持ってキャンプ誘致してくださいよ。宜野座村ですら、この球場から陸上競技場でちょっとストレッチをやるときにも、選手は絶対歩かないそうなんです。ちょっとでも離れたら。ということは、糸満市はもう本当に目と鼻の先。選手は、その中で移動できるんですよ。それぐらい選手というのは、ほとんど歩かない。ですから、もう本当に自信を持って、この糸満市はすばらしい設備がありますよと。雨天練習場がないからということじゃなくて、本当にこれを、今の設備でもいいから来てくださいという。市長の、もしかしたら来るんじゃないかというあの気持ちを本当にわかってくださいよ。部長、もう一度決意のほど。 ◎農水産商工部長(山城茂範君) お答えいたします。 積極的に取り組んでまいります。 ◆6番(徳元敏之君) 本当に積極的に取り組んで、来年のプロ野球ペナントレースが終わるまでにはいろんなところで誘致合戦して、ルートも探して、できればもう来年あたりにはもうプロ野球を誘致できる体制、それをやってくださいよ。その辺についてはどうですか、市長。 ◎市長(西平賀雄君) お答えいたします。 先ほども申し上げましたとおり、雨天練習場がなくても場合によってはこの現場を見ることによって、あるいは来ていただけるかもしれないと。あるいは、先方の方から雨天練習場は「じゃあ自分たちでつくる」という可能性もないとは私は言えないと思いますので、積極的にアタックしながら、ぜひすばらしい施設がここにあると、空港も近いという、いろんなメリットがあるということをピーアールしながらセールスをやってみたいと思っております。 ◆6番(徳元敏之君) 本当にそうですよ。これはもう一番糸満市の活性化につながります。プロ野球を誘致することによって、この球団から今までのところほとんどの球団が練習用器具の整備費として、阪神球団も2,000万円ぐらい出しているし、ヤクルトも出しているし。とにかく財源的にも助かります。そういう意味においてもこれは本当に真剣に取り組んで、糸満市を市長のワクワクマニフェストの中にある「ワクワク」させるように頑張ってくださいよ。本当にそれを思います。これから先、糸満市の発展のためにもこのプロ野球誘致、ずっとできるまで私はまたこれを訴え続けていきたいと思います。ぜひ頑張ってください。以上で、質問を終わります。―――――――――――――――――――――――――――――― ○議長(大城正行君) 以上で、本日の会議を終了いたします。(散会宣告午後4時12分)...